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2026.05.03 visit

【特集】みんなが集うまちの拠点/まちトープ・新潟県燕市

エリア

下越/佐渡

新潟県内で地元の魅力を発信し、人が集う活気あるまちを目指して活動する人が近年増えています。今回は胎内市と三条市、燕市で複合施設やカフェを運営しながらまちを盛り上げる3組を紹介。新たな出会いや発見を通して、地域の魅力を再発見してみませんか。


みんなが集える「まちの居場所」。
まちが盛り上がることをひたむきに

まちトープ/燕市

大きな窓から外とのつながりも感じられる館内。訪れた人がそれぞれ自由に過ごしながらも時間と場所を共有している感覚が心地よい


コーヒーを1杯注文したら
何時間でもここで過ごしてOK

2024年3月、燕市の宮町商店街に誕生した「まちトープ」は、カフェを併設した複合施設。「みんなが集える居場所であり、皆さんの活動をみんなにとっての“楽しい”に変えていく拠点にもなっています」と代表の嶋田雅紀さんは話す。

①カフェ/まちのインフォメーション②シェアラウンジ③ショップ/ギャラリースペース④図書館⑤レンタルキッチンスタジオ⑥自習室・レンタルハウスという六つの機能が一つになっており、世代を問わず人が集える場所だ。一番の特徴は、ワンドリンクを注文したら何時間いてもいいということ。「仕事をしても、カフェ利用で友達とおしゃべりをしても、会議やワークショップをしてもいいんです」

お薦めメニューは、ブレンドコーヒー(500円)とバスクチーズケーキ(480円)。「ゆっくり滞在してもらうことを想定しているので、ケーキのサイズも大きめにしています」と嶋田さん

館内の一角にある「みんなの図書館ぶくぶく」は「一箱本棚オーナー制」の図書館。現在は60人前後のオーナーが各自のお薦め本を持ち寄り、一般客に貸し出している


みんなの“楽しい”で
まちを盛り上げていく

集うだけでなく、これまでやってみたいと思っていたことを試せる場所でもある。「展示や販売もできるし、何かのレッスンをしてもいい。キッチンもあるので料理の仕込みにも使ってもらえます。起業を目指す人には補助金制度や空き家情報を提供することもありますよ。起業支援というかしこまった形式ではなく、やりたいことを気軽に実践できる場として使ってもらうのが目的。皆さんが楽しいと思っていることの幅をここで広げて、地域が盛り上がっていくことを目指しています」

まちトープの名称は「まち」と「ビオトープ」を掛け合わせた造語で、まちの失われかけた生態系を取り戻す場所という意味を込めている。人と人、人とまちが自然とつながっていく温かな空間が、ここには広がっている。

燕市周辺で活動しているクリエーターを紹介する「player file(プレーヤーファイル)」。嶋田さん制作のカードで、一人一人の得意分野や活動内容、人となりを手軽に知ることができるツールだ

取材時にギャラリースペースで開催されていたのは地元カメラマンの写真展。過去にはこの場所で書き初め企画を実施したことも


代表 嶋田雅紀さん
新潟県燕市出身。グラフィックデザイナー。長岡造形大学卒業後、デザイン事務所勤務を経て26歳で独立。まちトープの企画立案段階からプロジェクトに参加し、運営管理を手掛ける。


DATA
住所|新潟県燕市宮町2-26[地図]
時間|10:00~20:00
定休|火曜
インスタグラム|@machitope