大切にしてきたぬいぐるみ、家族との思い出が詰まった人形…思いが宿るものは、簡単には手放せない。「捨てる」や「処分」ではなく、感謝と共に送り出す場を――そんな思いから生まれたのが、VIPグループの人形供養祭だ。
大切な思い出が宿る存在
人形の数だけ、思いがある
結婚式や葬儀など、人生の節目を支えてきたVIPグループ。その取り組みの一つとして十数年続いているのが「人形供養祭」だ。きっかけは、お客さまから寄せられた「大切な人形を供養したい」という声だった。
新潟支社葬祭部リーダーの本田拓也さんは、人形供養祭の意義をこう語る。「私たちは普段、故人さまのお見送りをお手伝いしていますが、人形もまた、小さなお子さまから大人まで、多くの方が大切にしてきた存在です。手放そうとしても”処分”という言葉では気持ちの整理がつかず、扱いに困ってしまう方も少なくありません」。長年そばにあった人形には、それぞれの思い出が宿っている。だからこそ、ただ手放すものとしてではなく、感謝の気持ちを込めて送り出す場を設けたい――その思いが、人形供養祭には込められている。「人形の数だけ、それぞれの思いがあります。その思いに寄り添えることが、この供養祭の一番大きな意義だと思っています」と本田さんは話す。

祭壇にはおよそ100体の人形が並ぶ。一体一体に込められた思いを受け止め、感謝を込めて供養の時を迎える
思い出の品々に
「ありがとう」を伝えよう
会場に持ち込まれるもので最も多いのは、キャラクターや動物のぬいぐるみ。子どもの成長や独立をきっかけに持参されるケースが目立つ一方、ひな人形などの日本人形を持ち込む方もたくさんいる。「人形は子どもだけのものではなく、大人にとっても思い出が詰まった大切な存在です。だからこそ、人形供養祭をご利用いただいているのだと思います」と本田さん。
供養の対象は、ぬいぐるみや人形の他、こけしやソフトビニール人形(ソフビ)など幅広い。お焚(た)き上げができるものであればサイズに制限はなく、大切にしてきた品を一つ一つ丁寧に受け付けている。

焼香への参加は自由。人形を預けるだけでなく、感謝を伝える場として参列できる。思い出を振り返る時間にもなる
感謝を込めて送り出す
年に一度の機会
人形供養祭では、持ち込まれた人形を祭壇へ丁寧に並べ、僧侶による読経と焼香を行う。参列者も焼香に参加し、それぞれが人形との思い出を胸に手を合わせる。本田さんは「ぜひ会場では、お人形を預けるだけでなく、お焼香までご参加ください」と呼びかける。
供養当日は、葬儀や終活に関する相談会も同時開催され、人生の節目を支えるさまざまな相談にも応じてくれる。また、人形だけでなく、故人の写真や思い出のアルバムなども供養の対象となり、大切な記憶を整理する機会として利用できる。ことしは新潟県内11会場で人形供養祭が開催されるため、自宅から近い会場を選びやすいのも魅力だ。
「行き先が見つからない」と悩んでいたぬいぐるみや人形に、感謝の気持ちを込めてお別れを告げられる年に一度の人形供養祭。大切な思い出を祈りへと変え、心穏やかに送り出す機会として活用してはいかがだろう。

「人形の数だけ、それぞれの思いがあります」と話す、新潟支社葬祭部リーダーの本田拓也さん。大切にしてきたぬいぐるみや人形を安心して送り出せる場所として、お客さまの思いに寄り添う供養祭を続けている
■人形供養祭について
開催日時・会場|HPより確認 https://www.vipevent.jp/event/
供養料|
[人形やぬいぐるみ]1体200円、5〜10体は1,000円、10体以上は1体につき100円
[写真]1枚200円、5〜10枚もしくはアルバム1冊で1,000円
その他|供養の対象は可燃性のものに限る
VIPシティホール
住所|各店舗による
電話|025-285-1110(新潟)、0256-33-3636(三条)、0258-36-3000(長岡)、025-526-5617(上越)
時間|各店舗による
インスタグラム|@kankonsousai_vip
HP|https://www.vipevent.jp



