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2026.09.14 special

故郷で奏でる平和の祈り TOKUさん凱旋コンサート 新潟・三条市

シリーズ

TOKUのMUSIC LIFE

エリア

中越

パリを拠点に世界で活躍する、歌手でフリューゲルホーン奏者のTOKUさん(三条市出身)が8月15日、故郷で凱旋コンサートを開きました。5月にリリースしたアルバム「TRIBUTES」より10曲を披露し、会場を盛り上げました。

三条市中央公民館大ホールで開かれたTOKUさんのコンサート=8月15日、三条市

次代担う若者にエール

アルバムは、TOKUさんがジャズに興味を持つきっかけとなった「ジャズの帝王」マイルス・デイヴィスが今年生誕100年を迎えたことを機に制作。コンサート当日は、レコーディングに携わったピアニストの石井彰さんやベーシストの金沢英明さんら、そうそうたる顔ぶれが脇を固めました。(アルバム制作の裏話はWeb magazine assh「TOKUのMUSIC LIFE」をご参照ください)

ニュー・アルバム「TRIBUTES」

三条市中央公民館大ホールで開かれたコンサートは、故郷の若者に音楽に触れる機会をつくりたいとの思いから、三条市の協力を得て小中高生約70人を無料招待。県内在住の高校生テナーサックス奏者、笠原はるたさんとも共演し、TOKUさんは「若いミュージシャンと共演するのも僕の楽しみ」と笑顔を見せました。

新潟で活動する若手アーティストらと共演

亡き盟友への思い胸に

アルバムは、音楽を通して交流を深めた2人の盟友に手向ける意味も。デビュー以来のつきあいだったというサックス奏者の鈴木央紹(ひさつぐ)さんとトランペット奏者のロイ・ハーグローブさんの曲をそれぞれ披露した後、深々と一礼したTOKUさんは思いをこらえるように目元を拭っていました。

地元三条の観客に思いを語りかけるTOKUさん

米歌手シンディ・ローパーさんの代表作として知られる「Time After Time」を披露した際には、2011年に発生した東日本大震災のさなかに来日したローパーさんとの思い出を紹介。ローパーさんはツアーに参加していたTOKUさんに、「この国に何かをしに来たのよね」と語り、予定通りツアーを敢行し日本のファンを勇気づけました。

TOKUさんの旧友でもあるギタリスト、小沼ようすけさんら総勢8人の出演者

CDを購入した一人一人に丁寧にサイン

コンサート当日はくしくも終戦記念日。ステージ上でマイクを握ったTOKUさんは、「音楽は平和をクリエイトするもの」と語り、「これからも、よりいい音楽を作って、微力ながら、世の中の平和に貢献できたらいい」と力を込めました。