今月の旬の食材 ナス
昔からナス栽培が盛んな新潟県内では、各地でさまざまな品種のナスが作られています。「越の丸茄子」などの丸ナス、巾着型をした「十全ナス」、サイズの大きな「ヤキナス」など、形も食感も実にバラエティー豊か。漬物には巾着型のナス、焼く場合は「ヤキナス」というように、料理の用途によって使い分けるのがポイントです。
ナスと厚揚げ豆腐のかんずり風味
ナスとかんずりの相性の良さが楽しめる、夏に食べたいピリ辛料理です。
<材料> (2人分)
■中長ナス…2本
■塩…小さじ1
■厚揚げ豆腐…1/2枚(80g)
Ⓐ:かんずり…小さじ1
しょうゆ…大さじ1/2
砂糖…大さじ1/2
酢…小さじ1
■枝豆…適量
■ごま油…小さじ1
<作り方> (約20分)
❶ナスはヘタを落として1㎝幅に切り、塩を全体にまぶす。15分ほど置き、塩を水でさっと流し、水気を絞る。
❷厚揚げ豆腐は食べやすい大きさに切り分ける。
❸フライパンにごま油を熱し、①と②を並べ、あまり動かさずに炒め焼きする。返しながら全体に焼き色を付けて火を止める。
❹Ⓐを混ぜ合わせて③に絡める。器に盛り、ゆでた枝豆を散らす。
※ナスは、あらかじめ塩で水分とアクを抜いてから焼くと、少ない油でむらなく火が通ります
焼きナスのジュレ寄せ
ひんやり冷たいジュレを絡めていただく焼きナスは、のど越しも爽やか! 暑い日にぴったりです。
<材料> (2人分)
■ヤキナス(長ナス)…1本
Ⓑ:だし汁…100ml
薄口しょうゆ…小さじ1
みりん…小さじ1
塩…ひとつまみ
■粉ゼラチン…3g
■おろしショウガ(お好みで)
<作り方> (約40分)
❶ナスは魚焼きグリルや焼き網などでこんがりと焼いて皮をむき、食べやすい長さに切る。
❷鍋にⒷを入れて火にかけ、沸騰したら火を止め、ゼラチンを混ぜてよく溶かす。粗熱を取り、バットに移して冷蔵庫で固める。
❸器に焼きナスを盛り、②をスプーンなどですくって上にのせる。おろしショウガをお好みで添える。
レシピ考案 高橋 美奈子さん
Cooking Studio M 料理教室 主宰
短大卒業後、調理師学校へ。料理教室の助手を務め、その後さまざまな国を巡りレストランや料理学校で研修。2005年より自宅で料理教室を行いながら県内の各企業で指導にあたっている。主な資格はJSAソムリエ、CPAチーズプロフェッショナル。
https://www.minako-takahashi.com