今日も明日も、もっと輝く assh-アッシュ-

多様な価値観でこれからを楽しむ おとな女性へ贈るウェブマガジン assh-アッシュ-

2024.09.25 life

おしゃれで育てやすい! 個性派揃いのフィカスシリーズ

エリア

新潟市

暮らしに花と緑があれば、きっと毎日がもっと心豊かになれるはず。
細川洋蘭農園(新潟市江南区)の細川実幸さんに毎月季節の植物をご紹介いただきます。


フィカス・アルテシーマやベンジャミンなど、さまざまな品種がそろう「フィカス」は、観葉植物として大人気のシリーズです。
日常のお手入れは、水やりとホコリ取り。フィカスは葉っぱが大きい品種が多いので、どうしてもホコリがつきやすくなります。

鮮やかな葉が特徴的なフィカス・アルテシーマ

フィカスは光を好む植物です。日照が足りないと、葉っぱは黄色みがかって落葉する可能性があります。ですが、窓際に置くスペースを確保できなくても、耐陰性もあるので通常の明かりがあれば問題ありません。

エアコンや暖房の風が長時間にわたって直接当たる場所は避けて下さい。

春や夏には、木陰になる時間が長い場所であれば戸外で育てることもできます。夏場の強い直射日光や西日は、葉焼けの原因になってしまうため注意して下さいね。
耐寒性はないので冬は室内で管理して下さい。

斑入りの葉が明るい雰囲気。定番人気のベンジャミン

病害虫としては、ハダニ、カイガラムシ、アブラムシなどに注意しましょう。ハダニは乾燥すると発生しやすいため、時々霧吹きなどで水を吹きかける「葉水」を行うと予防できます。

表土が乾いたら水やりを。夏の水やりは涼しい朝か夕方に行いましょう。

丸みのあるつややかな葉がかわいらしいフィカス・ベンガレンシス

葉っぱが増えてきたり、大きくなりすぎたりした場合は剪定を行いましょう。剪定することで、樹形が整い、風通しがよくなり病害虫対策にもなるので、定期的に行うといいですよ。

元気に伸びた枝を切るのは抵抗があるかもしれませんが、伸びっ放しはむしろ悪影響を及ぼす可能性があります。葉っぱが茂りすぎた場合は、剪定ハサミで間引くように、風通しを良くするイメージで切って下さい。

剪定の注意点としては、生育期間の春から秋に行うこと。寒さに弱いため、冬場に剪定を行うと切り口のダメージが負担になって葉っぱを全部落としてしまう危険性があります。冬の剪定はやめましょう。

くるんと丸まった小さな葉が人気のベンジャミン・バロック

根のはりをみて、1年から2年おきに植え替え、もしくは鉢増しをしましょう。植え替えは、5月から9月頃にかけて行うのがおすすめです。真夏の暑い時期は控えましょう。


細川洋蘭農園 細川 実幸さん
細川洋蘭農園・専務。フラワーコーディネーター。父が開業した同園を夫と共に継ぐ。毎月店内で開催している寄せ植え教室の講師を務めている。店で販売している植物や雑貨などの仕入れも担当。4人の子どもの母。
https://hosokawayo-ran.com/