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2024.10.23 life

秋から冬まで 長く楽しめる寄せ植えで庭先を美しく

エリア

新潟市

暮らしに花と緑があれば、きっと毎日がもっと心豊かになれるはず。
細川洋蘭農園(新潟市江南区)の細川実幸さんに毎月季節の植物をご紹介いただきます。


ガーデニングシーズンを迎え、庭仕事に励んでいる方もたくさんいらっしゃることと思います。
せっかく作った寄せ植えは、秋から冬にかけて長く楽しみたいですよね。
今回は長持ちする草花の寄せ植えと、美しく保つコツをご紹介します!

ポイントは、寒さに強い植物を選ぶこと。
冬でも楽しめる植物は、ビオラ、パンジー、シクラメン、ハボタン、クリスマスローズ、アイビーなどがおすすめです。これらの植物は寒さに強く、冬の間も元気に育ちます。

ハボタンやアイビーで作った寄せ植え

色鮮やかなビオラやパンジーの寄せ植え

今回は、先ほど挙げた植物のほかにも長く楽しめる植物を使って寄せ植えを作ってみました。雪に直接当てないようにさえすれば、長く楽しめますよ。
今回使った植物は、チェッカーベリー、コクリュウ、ワイヤープランツ、オウゴンシダ、アカリファ、コプロスマです!
赤い実がかわいらしいチェッカーベリーをメインに、クリスマスを意識してコプロスマの斑入りを選んでみました。アカリファは、猫のしっぽのような見た目からキャットテールの名でも知られていますね。

赤、白、緑でクリスマスにもぴったり

寒さに強く、冬の間赤い実を楽しめるチェッカーベリー

寄せ植えは、色と高さのバランスを取るのがこつ。植物の色合いや形、高さを考慮して、バランスよく配置しましょう。
背の高い植物を後ろに、低い植物を前に置くことで、奥行きが出ますよ。
また、白、紫、赤などの寒い季節に映える色を選ぶと、冬の景色を明るく彩ってくれます。

赤いシクラメンやチェッカーベリーが明るく温かい雰囲気に

せっかくの寄せ植えを長く楽しむには、排水性の良い土を使うのが大切。冬は湿気が多い日もありますので、鉢の底に軽石や専用の排水材を敷いて水はけをよくすることで、根腐れを防ぎます。水やりは控えめに、乾燥しすぎない程度にしましょう。

水引などがあしらわれたピックでお正月らしく

また、冬の寄せ植えは風通しのよい場所に置くことが大切です。寒風に直接当たらないように、日当たりのいい場所で管理しましょう。
成長が緩やかになる冬は、肥料は控えめで大丈夫です。月に一度程度、液体肥料を少量与える程度で十分です。

これらのポイントを押さえて寄せ植えを作ると、冬でも美しい庭やベランダが楽しめますよ。
自分の好きな色や落ち着く色を集めるのも大切です。ぜひ、すてきな寄せ植えを作ってみてくださいね。


細川洋蘭農園 細川 実幸さん
細川洋蘭農園・専務。フラワーコーディネーター。父が開業した同園を夫と共に継ぐ。毎月店内で開催している寄せ植え教室の講師を務めている。店で販売している植物や雑貨などの仕入れも担当。4人の子どもの母。
https://hosokawayo-ran.com/