assh編集長・野瀬の韓国旅レポート、きょうは古都慶州をご紹介します!
慶州(キョンジュ)は7世紀頃、朝鮮半島を統一した新羅が都を置いた地。朝鮮半島南東部に位置し、ソウルからは高速鉄道KTXで2時間ほど。「屋根のない博物館」といわれるほど多くの遺跡が見つかっており、地区全体が世界遺産に登録されています。
古都慶州は日本でいう京都・奈良のような存在。行楽シーズンとあって、たくさんの修学旅行生が訪れていました。
市内には古墳が多数あり、公園として整備されています。埋葬された人物が未だ分かっていない古墳もたくさんあるとか。出土品の多くは国立慶州博物館で見ることができます。三国時代の新羅が舞台のドラマ「善徳(ソンドク)女王」に出てきたような金の冠もありました。
歴史地区同様、世界遺産に登録されているのが、当時の仏教文化が見られる寺院「石窟庵(ソックラン)」。つづら折りの山道を上ると、一帯を見下ろすように立っています。
薄暗い石窟の中に入ると、花崗岩を彫って作られた高さ3.4㍍の釈迦如来座像がお目見え。お釈迦様を囲むように、菩薩像や仁王像、四天王像などの石仏が並んでいます。釈迦如来座像は、冬至に太陽が昇る東を向いており、額に埋め込まれた宝石に朝日が当たると輝くように設計されているそう。内部は残念ながら撮影NG。朝日を受けて輝くお釈迦様の姿はきっと幻想的なことでしょうね。
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昼食には、慶州名物のサンパブ定食を。カモ肉のプルコギや韓国風天ぷらのほか、テーブルに載りきらないほどの総菜が並び、サンチュなどの葉野菜で包んで食べます。総菜はおかわりも可。野菜たっぷりで大満足でした!
■国立慶州博物館
慶尚北道 慶州市日精路186
https://gyeongju.museum.go.kr/jpn/
■石窟庵
慶尚北道 慶州市仏国路873-243
明日は韓国伝統の健康法についてお送りします!