assh編集長・野瀬の韓国旅レポート、きょうは韓国の皆さんの元気を支える、伝統の韓医学をご紹介します!
ソウル市の東部、祭基洞(チェギドン)地域。街全体に漢方薬の香りが漂うこの地には、李氏朝鮮時代、病気の民を無料で診察する救護機関「普済院」があったといい、現在も韓方薬局や韓方医院が集まっています。その「薬令市場」近くに「ソウル韓方振興センター」はあります。
建物は韓国の伝統的な家屋をイメージしており、韓医学を楽しく学ぶことができます。広いテラスでは韓方薬などのソルトを入れた足浴体験も。心地いい風に吹かれながら足を温めること20分。副交感神経が活性化し、心身を癒やす効果があるそうですよ。
館内では韓医学の歴史や生薬に関する展示のほか、骨格や肉付き、消化力などを選択することで、自身の体質を知ることもできます。
またここでは、当時普済院で救護に当たっていた医師らの衣装を着ることができます。ドラマ「ホジュン~伝説の心医~」など、韓国時代劇をご覧になったことがある方にはおなじみですよね。
伝統の健康法が今なお息づく韓国。元気の秘訣を学べるウェルネス体験はいかがですか?
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国立中央博物館のティールームでいただいた伝統茶「十全大補湯」。ナツメや松の実などがたっぷり。苦みの中に、ナツメの甘みとナッツの香ばしさを感じる味わい。疲労・衰弱している人の気力体力を補う効果があるそう。旅の疲れに効果があったかな??
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栄養満点の「カルビタン」は牛の骨つきカルビをじっくり煮込んだ料理です。たっぷりの長ネギやナツメなどが入っており、辛みはありません。半透明の濃厚なスープは滋養豊かで、身も心も元気になれそうな味でした!
■ソウル韓方振興センター
ソウル市東大門区薬令中央路26
https://kmedi.ddm.go.kr/jp/
明日は美容大国・韓国ならではの美容法についてお送りします!