インテリアグリーンとして人気の多肉植物の楽しみ方を細川洋蘭農園(新潟市江南区)の細川実幸さんに教えていただきました。
教えてくれた人 細川洋蘭農園 細川 実幸さん
細川洋蘭農園・専務。フラワーコーディネーター。父が開業した同園を夫と共に継ぐ。毎月店内で開催している寄せ植え教室の講師を務めている。店で販売している植物や雑貨などの仕入れも担当。4人の子どもの母。
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ひと株を愛でても、寄せ植えにしても楽しい植物です
多肉植物とは葉や茎、根に水分を蓄えた、見た目がぷっくりとした植物です。水やりの回数が少なくて済むので、忙しい人にも育てやすい植物だと思います。種類がとても多く、バラの花のような形のエケベリア種、小さな葉が密集していてグランドカバーにもなるセダム種、芽が伸び始めた姿がウサギの耳のような形のモニラリア種など、それぞれ個性豊かなのできっと好みのものが見つかりますよ。ひと株だけで飾るのもかわいいですし、さまざまな種類を使った寄せ植えも魅力的。不定期ではありますが花も咲きますし、寒さに強い種類などもあるので、購入する際に確認するといいでしょう。
土は、水はけが良く、すぐに乾くものが向いていて、多肉植物向けの専用土を利用するのが便利です。また、水をかけると固まる土というのも市販されていて、それを使うとお皿やスコップといった平らなものの上にも、伸びた芽を挿し木にした寄せ植えができます。
室内で育てる際は、光がよく当たる場所を選んで。光が少ないと細く間延びして、形が乱れやすくなります。成長して伸びてきた茎は、恐れずカットしましょう。水やりは土が乾いたらたっぷりあげて、次に乾くまではやらないことがこつです。
多肉植物の飾り方