今月の旬の食材 サトイモ
独特のぬめりで新潟県の郷土料理「のっぺ」に欠かせない食材のサトイモ。主な品種は「大和早生(わせ)」で、丸型で煮崩れしにくく、きめ細やかな肉質が特徴です。阿賀野川流域の肥沃(ひよく)で水はけの良い土地を中心に生産されており、新潟県五泉市の「帛乙女(きぬおとめ)」など各産地でブランドが築かれています。
ほっくりサトイモのじゃこまみれ
カリッと香ばしく焼いたサトイモに熱々のあんをかけていただく、寒い季節に温まるお総菜です。
<材料> (2人分)
■サトイモ(中)…3個
■片栗粉…適量
Ⓐ:だし汁…100ml
みりん…大さじ1
薄口しょうゆ…大さじ1
おろしショウガ…小さじ1
Ⓑ:片栗粉…大さじ1/2
水…大さじ1
■ちりめんじゃこ…適量
■サラダ油…大さじ3
<作り方> (約25分)
❶サトイモは表面を洗い、鍋にかぶるくらいの水を入れて丸ごと軟らかくなるまでゆでる。皮をむいて1cmの輪切りにし、片栗粉をまぶす。
❷フライパンにサラダ油を熱し、①のサトイモを中火で両面カリッと焼き、器に盛る。
❸小鍋にⒶを入れて煮立て、溶いたⒷを流し入れてよく混ぜ、とろみをつける。
❹②のサトイモに熱々の③をかけ、ちりめんじゃこを散らす。
サトイモの焼きプリン
タイの伝統菓子「カノム・モーケン(=タロイモの焼きプリン)」をサトイモで代用しました。
<材料> (直径15cm丸型1台分)
■サトイモ…3~4個(正味150g)
■砂糖…70g
■牛乳…200ml
■卵黄…3個
■卵白…2個分
■アーモンドなどナッツ類…少々
<作り方> (約45分)
※型の底と側面にオーブン用シートを敷く
❶サトイモは皮をむいて1cm幅に切り、水(分量外)から軟らかくなるまでゆでる。
❷①のサトイモをボウルに移してつぶす。
❸鍋に砂糖と牛乳(約1/3量)を入れて砂糖を煮溶かし、②に混ぜる。卵黄と残りの牛乳も加えて滑らかになるまで混ぜる。
❹ボウルに卵白を入れ、泡立て器で軽く泡立て③に混ぜる。
❺生地を型に流し入れ、190℃に温めたオーブンで約30分焼く。お好みでアーモンドなどを砕いて散らす。
※お好みでバニラエッセンスや洋酒などを加えても華やかな風味になります
レシピ考案 高橋 美奈子さん
Cooking Studio M 料理教室 主宰
短大卒業後、調理師学校へ。料理教室の助手を務め、その後さまざまな国を巡りレストランや料理学校で研修。2005年より自宅で料理教室を行いながら新潟県内の各企業で指導にあたっている。主な資格はJSAソムリエ、CPAチーズプロフェッショナル。
https://www.minako-takahashi.com
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