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2025.02.02 life

ハワイアンキルトの世界 / LIFE UP

ハワイアンキルトの楽しみ方を、新潟日報カルチャースクール講師の古川恵理子さんに教えていただきました。

教えてくれた人 ハワイアンキルトデザイナー 古川 恵理子さん
ポアカラニ公認インストラクター。ハワイアンキルトに魅せられて2002年から10年間、夏と冬に3カ月ずつハワイのキルト教室に通う。2005年に講師資格、2006年にデザイナー資格を取得。新潟市の新潟日報カルチャースクール・メディアシップ教室や自宅で教室を開講中。

 


ハワイの癒やしを感じながら、ひと針ごとに心も整う

ハワイアンキルトは土台となる生地にモチーフを縫い付け(アップリケ)、綿(キルト芯)を挟んでキルティングを施したものです。2色の布のコントラストや、花や木などの自然を描いたデザインが特徴で、ハワイのおおらかさ、飾らない雰囲気を感じられるアイテムです。現地ではベッドカバーにすることが多く、作品は家族に代々受け継がれています。私が教えている生徒さんたちはタペストリーとして飾りたいと、壁の幅や高さに合わせた大きさで作ることが多いですね。バッグやクッションなど小物もすてきです。

タペストリーなどの大きい作品は、モチーフを土台に合わせる時に生徒さん同士協力して作業します。おしゃべりしながら手を動かすというのも楽しみの一つです。モチーフのデザインは上下左右が対称というのが基本。手縫いなので大変そうに見えますが、ひと針ひと針縫っていくと無心になって、不思議と気持ちが落ち着きます。「癒やしのアート」と呼ばれるゆえんです。縫い目の細かさなども決まりはなく、やっているうちに上手になるので、自分のできるように縫えば大丈夫。何より、出来上がった時の達成感は最高です。1日10cmでも縫えば作品は進んでいきます。手を動かす時間をゆったりと楽しんでみてください。

2枚の布の色の組み合わせや、モチーフの柄によって個性が出るハワイアンキルト。最初はコースターやクッション、バッグといった小物からスタートし、大きなタペストリーやベッドカバーに挑戦するのがいい。ベースのキルティングの縫い目のデザインにも注目してみると面白い

作り方

①モチーフの8分の1の型紙を、同じく8分の1に折ったアップリケ用の生地に乗せてカットする

②カットしたモチーフをベースとなる生地に広げ、しつけ糸で固定していく

③アップリケを施したら、裏地との間に綿を挟んでキルティング工程へ

④キルトフープで布を固定し、中心からキルティング。モチーフに沿って入れる「落としキルト」、モチーフの中を縫う「モチーフキルト」、波のようにベースを埋めていく「エコーキルト」がある


新潟日報カルチャースクール 講座案内

楽しいハワイアンキルト AB
開催日時|A:第4月曜13:00~15:00、 B:第2月曜13:00~15:00
2月下旬から4月生募集が始まります。詳しくはお問い合わせください。
問い合わせ|025-385-7346(日祝除く10:00〜17:00)
https://cul.niigata-nippo.co.jp/