
新潟市中央区のメディアシップ教室で開かれている1day講座「初めてのスパイスカレーとスパイス料理」は、さまざまなスパイスの使い方を楽しく学べる人気講座。女性専用講座「me‐gaco(ミガコ)」の一つで、毎回多くの参加者が集まる。
講師は新潟市南区で「花穂(かすい)Herb & Spice School」を主宰する難波真寿美さん(54)。自身で約200種のハーブを栽培しながら、世界のカレーやスパイス料理などを指導している。
3月開催時のテーマはタイ料理。メニューはイエローカレー、ヤムウンセン(春雨と魚介のサラダ)、ジャスミンライス、マンゴープリン。カレーの材料には、ショウガに似た「ガランガル」や「こぶみかんの葉」といった、日本ではなじみのないスパイスやハーブも並ぶ。難波さんが一つ一つ紹介し、現地での利用法などを解説すると、受講生らは興味深そうに手に取り、香りを確かめていた。
カレーの素となるペースト作りには、「クロック」というタイの石臼を使用。刻んだハーブやスパイスをすりつぶすと、部屋中に爽やかな香りが広がった。
パクチーの名でも知られるコリアンダーは根も活用。「香り付けになるので市販のカレーペーストを使う時などに入れるといい」などと説明した。
難波さんは「スパイスにはデトックスなどの健康効果も期待できる。難しく捉えないで、まずは出会ってみてほしい。ご参加をお待ちしています」と話した。
難波真寿美先生
【me-gaco】初めてのスパイスカレーとスパイス料理(4月期)
https://cul.niigata-nippo.co.jp/course/detail?id=520123