老舗道具店が作る暮らしの道具には、長く愛される訳がある。使い勝手と手なじみの良さを極めた茶器。
金属加工技術の集積地である新潟県燕市で、104年の歴史を持つ「工房アイザワ」。「機能性を追求した暮らしの道具を作るようになったのは、3代目である叔父の代から」と、相澤保生(やすお)社長は語る。熱伝導率が高い銅は卵焼き器に、軽量で扱いやすいアルミは大きな鍋にと、用途に合わせて金属素材を使い分けているという。「昔から道具の使いやすさを考え抜く姿勢は変えず、凝ったデザインよりも機能美を大切にしてきました」と、先々代から受け継いだものづくりの極意を教えてくれた。

竹の持ち手がアクセントのステンレス製急須。「ブラックピーマン ストレートポット(弦手)」8,140円
「工房アイザワ」の製品はどれもたたずまいから美しい。1986年にニューヨーク近代美術館の永久所蔵品に選ばれた黒一色のカトラリーシリーズ「モノプロ+ボクサー」をはじめ、丈夫で使い勝手のいいステンレス製ランチボックスなど、世代を超えて愛用される名作がそろう。
そんな老舗道具店が作る茶器も、一度使えば手放せなくなる逸品だ。ステンレス製の急須は割れる心配がなく衛生的。併せて使いたい茶筒も、凹凸模様が美しい槌目(つちめ)模様や黒染めなど、燕市の伝統技法が光る。「どれも長く使えるようにしています。信頼できる道具とともに、忙しい毎日の中で心落ち着くひとときを楽しむきっかけになればうれしいです」

茶葉が中心に集まり、こぼさずこせる「三角茶こし」1,056円。マグカップや湯飲みにそのまま使える

紅茶やコーヒー豆の保存にも最適な「ブラックピーマン ティ-キャディー茶筒 槌目模様(大)」5,060円、黒染め(ハーフナチュラル)8,030円

相澤 保生さん
燕市出身。5代目社長。東京のデザイン専門学校を卒業後、1990年に入社。2010年代表取締役に就任。受け継がれてきたものづくりの真髄を大切にしながら新たな商品開発にも挑み続けている。
新潟日報メディアシップ1階「インフォメーションセンターえん」にて展示販売:~6月30日(火)
工房アイザワ
住所|新潟県燕市小関 681-1[地図]
電話|0256-63-2764
インスタグラム|@kobo_aizawa
HP|https://www.kobo-aizawa.co.jp
【取扱店舗】
ぽんしゅ館クラフトマンシップ(新潟市中央区)[地図]、FACTORY FRONT(燕市)[地図]



