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2026.06.07 special

新潟空港ビルディング株式会社 市川唯さん/空の旅をもっと身近に “米るくん”と描く新潟空港の未来

シリーズ

assh表紙の人

エリア

新潟市

愛されご当地キャラを復活 SNSや館内装飾で魅力発信

年間約115万人が利用する新潟の空の玄関口、新潟空港(新潟市東区)。国内外から訪れた利用客が、観光や帰省、ビジネスなど、さまざまな目的で行き交う。


ロビーでは、新潟空港PRキャラクターの「米(まい)るくん」がそこかしこで出迎えてくれる。頭に笹団子をのせていたり、パイロット風の帽子をかぶっていたり。新潟特産のコメをイメージしたふっくらとした白いボディーが愛らしく、就航地にちなんだ民族衣装も軽やかに着こなす。

空港を管理する新潟空港ビルディングの市川唯さん(28)は、空港館内の広告営業やテナント管理のほか、「米るくん担当」としてSNSなどで発信業務を担う。


米るくんは、2009年に登場したキャラクター。その後日の目を見ることはなかったが、市川さんが中心となって復活に尽力。版権を整理し、新型ウイルス禍により休止していた国際線の運航再開を機に、2023年に再登場させた。「空港に親しみを持ってもらうために、キャラクターがあるといいなと思った」と市川さんは振り返る。

米るくんを活用したSNS運営やイベント出演、季節ごとの装飾などを通じ、みずみずしい感性で親しみやすい空港づくりに一役買う。イベントに登場した際の愛らしい姿をとらえた投稿がバズり、今では県外からファンが訪れるほどの人気ぶりだという。


空き区画を活用 誰もが集える憩いの場に

市川さんが整備に携わった多目的スペース「米まいテラス」は、空港内の空き区画を活用した場所。日本海を背景に、大空へ飛び立つ飛行機を眺めながら、施設内で販売している機内食を食べたり休憩したりと自由に過ごすことができる。

市川さんは新潟空港ビルディングに入社し7年目。学生時代に韓国語を学んだ経験を生かし、観光に関わる仕事を志した。

新潟空港の強みとして、コンパクトで使いやすい動線や、新潟駅からバスで約30分というアクセスのよさを挙げる。「飛行機での旅は、空からの景色も楽しめて、陸路では時間のかかる遠方にも気軽に行ける」と魅力を語る。

「飛行機に乗るだけでなく、遊びに来ても楽しめる空港」を目指し、米るくんを活用したイベントや館内装飾、PRブースのリニューアルなどを展開。滑走路の延長と現在のターミナルビルの開業から30年を迎える今年は『新潟空港拡張30周年記念事業』を実施している。7月11日に迎えるターミナルビル開業記念日には搭乗客へのノベルティ配布を行うほか、7月~8月の期間中、記念グッズの販売なども企画している。

夢は新潟空港を世界に誇れる空港にすること。米るくんを活用し、幅広い世代へのPR強化に意欲を見せる。「米るくんを日本中の人に知ってもらいたい。新潟空港といえば米るくんって言ってもらえるぐらい認知されるといいな」と目を輝かせた。


市川唯さん
【プロフィール】
いちかわ・ゆい 新潟県出身。県内の大学卒業後、2020年、新潟空港ビルディング株式会社に入社。親しみやすく利用しやすい空港を目指し、日々業務に当たっている。