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これからを楽しむ私になれるアクティブマガジン

2026.09.28 life

足元から秋支度 暖かく心地よいラグのある暮らし

エリア

新潟市

居心地のよい空間と豊かな自然に囲まれ、自分らしく無理のない暮らしが魅力の北欧諸国。そんな北欧のインテリアや食、ライフスタイルを通し、豊かな暮らしのヒントを見つける「にいがた北欧化計画」を、新潟市のインテリアショップ「フィンチアンドホーム」店主の塚越大助さんにご紹介いただきます。


こんにちは。
ようやく朝晩過ごしやすい気温になってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

少し、肌寒さを感じるときが増え始めるこの時季、寝具やラグのご相談が増えてきます。
お店には、ご新築時の家具と一緒にご提案して揃えられるお客さまも多いですが、住み始めてからの「気付き」でいらっしゃる方もおられます。

フィンランドの建築家・デザイナー、アルヴァ・アアルトの自邸。ここでもちゃんとラグが使われている

ここでちょっと小話。
SNSで、「寒くない家ですからお布団薄くても大丈夫です!」というお話をお見受けして、「ん?」と思いまして。

体感って、少しの温度変化や肌体感以外にも、見たり聞いたりすることからでも変わってきます。
いくら「寒くない家ですから…」といっても個人差があるので、そこから「上掛け布団を薄くしてもOK」がイコールとは言えません。

事実、良質な睡眠をとる大切な要素のひとつに「寝床内環境」がありますが、これが整う・整わないとしても、「良く寝れる」のであれば、正直関係無いです。

だって、その人が「良く寝れるんです〜」と言えばそれが1番ですし、「軽い羽毛布団が良いです!」と言う人もいれば「重さが無いとなんか不安で…」と言う方もいらっしゃいます。

温度変化が少ないお家であっても、体感は人それぞれですから、お間違えなきようにと思います。
このお話はもっと長くなるので、またの機会で笑

私の店でもソファの前にはラグ

寒くなってくると、欲しくなるもののひとつに「ラグ」もあります。
とても奥深い世界ですが、個人的に思うことは「好きなものに囲まれている暮らしは幸せ」なので、お好みで選ばれるのが一番かと思います(先ほどの寝具と同じですね笑)。

ソファとラウンジチェア、ラグの色合いも楽しい

「フローリングの木質感が良いから要らないです」と言う方も多いですが、それはそれでいいのかなと思います。

そうはいっても、裸足で床の「ひやっ」を感じる時期になってくると、一概にそうともいえないようで。
ウチでは、アクリルやポリエステルをメインで織り込んだものではなく、ウールやリネンなどの天然素材を使ったものをおすすめしております。

スウェーデンのラグメーカー「KASTHALL(カスタール)」の本社・工場

歴史的背景やストーリーのある手織り絨毯やラグも素晴らしく、僕らはそういった製品の使い心地や気持ちよさなどに魅了されているので、ちょっとこだわりが強いのかもしれません笑

機能的な考えでいくと、ラグを広げたところをひとつの空間として「ゾーニング」することで居心地をよくする、またフローリングの上をコロコロしているワタゴミやホコリをラグに吸着させることで舞いにくくすることができます。

特に後者は、ワタゴミやホコリが舞ったものを人が吸い込むことで、身体に色々な影響が出てしまうともされていて、ラグをちゃんとお掃除することで綺麗に保てます。

カスタールのアトリエ。1960年代のラグ見本もある

スウェーデンのラグメーカー、KASTHALL(カスタール)の方に「日本人は、なぜフローリングやタイルなどを何も敷かないで、そのまま使う人が多いの?」と聞かれ、「木質を感じたい、素材感を大切にしたいという人も多くいて」と答えたときに、「固いのにね」と呟いたのを覚えています笑

昔から、日本には素晴らしい「畳」がありますが、その絶妙な触り心地・心地よさはどこかに置いてきて、見えかた・カッコ良さが先行してしまったのかもしれませんね。


塚越大助さん
北欧家具店「フィンチアンドホーム」(新潟市西区・中央区)店主。新潟の自然や気候に寄り添い、北欧の知恵を取り入れ、日々を豊かに彩る空間づくりを提案している。
https://finchome.com/