季節の花々を使い、テーマに合わせてさまざまな作品に仕上げるフラワーアレンジメント。横山恵里子さんが指導する４月の講座では、４人の受講生がナチュラルなブーケ風アレンジに挑戦した。
白いかごの中に入れたオアシスに、ユーカリやコデマリ、スカビオサといった約１０種の花材を挿して仕上げる。たくさんのグリーンに繊細な風合いの花を合わせ、野山で摘んだ花々を束ねたようなさりげなさが特徴だ。
横山さんは花材を手に取り、「コデマリは優しいカーブが魅力。上に挿して流れを見せましょう」などと一つ一つ解説。ホワイトボードに図形を描き、完成までの手順を説明した。
受講者は、横山さんが作った作品を参考にしながら花材を挿して完成させると、互いの作品を見比べて和やかに講評し合っていた。受講生の一人は「講座が月に２回あるので、常に家に花を飾れるのがいい」とにっこり。娘の結婚式でブーケを作った受講生もおり、それぞれに花を楽しんでいる様子だった。
講師歴２８年になる横山さんは、趣味でフラワーアレンジを習い始め、都内のスクールに通い、結婚式場で装花制作のアシスタントを務めるなどして腕を磨いた。意識しているのは、花本来の特徴を生かすこと。「講座では、お仕事帰りに花に触れてリフレッシュできる。初めての方でも自分のペースでできるので、気負わずに挑戦してみてほしい」と話した。
横山恵里子先生
フラワーアレンジメント Ｂ 水曜（隔週）
第2・4(水) 18:30～20:00
