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2024.09.01 visit

【特集】盛岡で楽しみたい七つのこと /<お酒・喫茶・手仕事・お菓子>

エリア

新潟県外

盛岡藩の城下町として栄え、伝統文化が息づく岩手県盛岡市は、豊かな自然とノスタルジックな街並みが迎えてくれる街。令和5年1月にニューヨーク・タイムズ紙(電子版)が発表した「2023年に行くべき52カ所」に選ばれたことでも話題になりました。中心市街地に見どころが多く、歩いて観光しやすいのも特長。旅行先としていま注目の盛岡の魅力をご紹介します。


04/お酒

越後杜氏(とうじ)(新潟県)・丹波杜氏(兵庫県)と共に日本三大杜氏に挙げられる岩手県の南部杜氏。盛岡市は湧き水が豊富で、古くから酒造りが盛ん。現在は市内に3軒の酒蔵がある(※)。また、盛岡市に本社を置くべアレン醸造所のクラフトビール「べアレンビール」は、黒ビールの「シュバルツ」が国際ビールコンクールで世界一位を獲得。季節限定のビールも人気だ。

※令和5年11月1日現在 仙台国税局作製 岩手酒蔵マップより

盛岡駅前にベアレン醸造所直営のレストランがあり、新幹線の待ち時間に飲んでいく人もいるという

 


05/喫茶

喫茶文化が根付いている盛岡。街を歩いていると、小さなカフェをあちこちに見つけることができる。コーヒー豆を自家焙煎(ばいせん)している所も多く、香ばしい香りに思わず引き寄せられる。「もりおか啄木・賢治青春館」内にある「喫茶あこがれ」は、銀行として使われていた頃を感じられるレトロな雰囲気で、啄木、賢治にゆかりのあるメニューや自家焙煎コーヒーの「啄木ブレンド」「賢治ブレンド」は観光客にも人気。

喫茶あこがれ
銀行の旧営業室の一角に設けられた喫茶コーナー。店名は啄木の処女詩集「あこがれ」が由来
住所|岩手県盛岡市中ノ橋通1-1-25
   もりおか啄木・賢治青春館 1階[地図]
電話|019-604-8900

 

 


06/手仕事

南部鉄器、ホームスパン、南部紫根(しこん)染、南部古代型染など、手仕事で生み出される品々が大切に受け継がれる盛岡。きちんと手入れをすれば親から子、さらに孫へ代々愛着を持って使えるものばかり。それだけに職人も手抜きをせず、一点ずつ大切に向き合っている。実物を手に取るとその良さが実感できるはずだ。

南部鉄器
鉄瓶に代表される南部鉄器。最近はカラフルな色彩のものも増え、若い世代にも人気

ホームスパン
明治時代にイギリスから伝わった毛織物。暖かくて柔らかく、耐久性もあり、世界的ブランドにも採用される高い品質を誇る。服やマフラーなどに使用される

南部紫根染
古くから伝わる草木染で、一度は途絶えたものの大正時代に復活を遂げた

南部古代型染
武士の装束を作った技術から始まったもの。普段づかいで美しい伝統文様を楽しめるコースターはお土産にぴったり

■ 盛岡の手仕事の品に出合える店
shop+space ひめくり
住所|岩手県盛岡市紺屋町4-8[地図]
電話|019-681-7475

 


07/お菓子

南部煎餅をはじめ、練り菓子など、昔ながらの素朴なお菓子が今も愛されている。寒冷地なことから昔は雑穀が多く栽培され、それらを使ったお菓子も多い。餅菓子や団子は「弁財物」に由来して「べんじぇもの」と呼ばれ、平たい餅にくるみだれを塗った「お茶餅」はべんじぇものの代表格。

南部煎餅
南部藩士が戦の時に食ベていたものにルーツがある。現在はナッツ入りやチョコレート味、クッキー生地のものなど種類が豊富

焼酎糖
アルコールを飛ばした焼酎を薄い砂糖衣で包んだ和風ウイスキーボンボン。カラフルでかわいい駄菓子

お茶餅
くるみだれの味が店によって違うお茶餅(左)。似たお菓子で、一般的なみたらし団子とは異なり、生しょうゆだけで味付けしたしょうゆだんご(右)も親しまれている

豆銀糖(まめぎんとう)
青豆の粉と砂糖、水あめを混ぜて練った伝統菓子。やわらかい独特の食感が特徴

■ 盛岡の酒や菓子を買える店
盛岡駅ビルフェザン おでんせ館1階
住所|岩手県盛岡市盛岡駅前通1-44[地図]
電話|019-654-1188
ほか

 

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