秋の静けさ、涼しさは、読書タイムにぴったり。
今月は、読書好きにはたまらない、注目のブックカフェや喫茶店、民営図書館をご紹介します。
お気に入りの一冊を探しに、新潟県内各地の読書スポットへ出かけましょう。
新潟・燕市の商店街に生まれたみんなの図書館
2021年にオープンした民営図書館。JR燕駅から徒歩5分ほどの宮町商店街にある、カフェ併設の複合施設「machitope(まちトープ)」内で営業している。図書館は、個人・事業者問わず、誰でも自分だけの本棚を持つことができる一箱本棚オーナー制。金物職人、建築業、金融業、デザイナーなど、多彩な職種の人々が自分のとっておきの一冊を無料で貸し出している。
「本をきっかけとした、誰でも地域に主体的に関われる場をつくりたい」という思いで一念発起したのは、新潟県三条市出身の白鳥みのりさん。燕市の伝統的工芸品である燕鎚起銅器(つばめついきどうき)の老舗・玉川堂(ぎょくせんどう)で働きつつ、ぶくぶくの館長として活動する。時には自らも一利用者として、地域の方との交流を楽しんでいるという。本の貸し出しは、店番のいる時間帯であればいつでもOK。店番のいない時間帯は閲覧・返却のみとなるため、事前にインスタグラム(@buku2_tsubame)でカレンダーを確認してから足を運ぼう。
みんなの図書館ぶくぶく・書棚オーナー えがおがさん お薦め
『カラーモンスター きもちは なにいろ?』
著/ アナ・レナス
翻/おおともたけし
出版社/永岡書店
価格/1,650円
※館内では閲覧のみで販売はなし
「整理収納アドバイザーである私のお薦めは、感情がごちゃ混ぜになってしまった様子をカラフルなモンスターで表現した絵本。心のケアや愛情表現にもつながる、世代を問わず良い発見がある作品です。また、こんがらがった気持ちの整理は物の整理にも共通する点がたくさんあります。心も物も、心地よく整えられたらいいですね」
みんなの図書館ぶくぶく
住所|新潟県燕市宮町2-26[地図]
電話|なし
時間|10:00〜20:00(まちトープの営業時間に準ずる)
定休|火曜
駐車場|あり(商店街共有)
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