ジャズは自由に自分を表現できる音楽
マスミヤマモトさんはアメリカ・ロサンゼルスを拠点にジャズピアニスト、作曲家として活躍。2020年から一時帰国し、日本でも音楽活動を行っている。
4歳からクラシックピアノを習い始め、6歳からピアノや作曲のコンクールに出場。「シャイで言葉を使うことが苦手だったので、自分の感情を表すとなるとピアノが一番だったし、ピアノの前では自分は無敵でした」
ヒップホップやR＆Bが大好きで、英語が得意だったこともあり、大学卒業後ミュージシャンを志して渡米。大変な挑戦だったはずだが、マスミさんは自分を信じた。「やりたいことに関しては、自分は絶対にできると思って進んでいます。目標があるなら、誰に何を言われようと自分が自分を信じてあげないと」
作曲家、シンガーソングライターとして活動する中で、ジャズミュージシャンとの交流も生まれた。「マスミはピアノもうまいんだから弾いてみたら」と言われたのがジャズピアノを始めたきっかけだ。「ジャズはやっぱり面白いし、こんなに自由に自分を表現できる音楽があるんだと思いましたね」
2015年に米ジャズ界のレジェンドを集めた「TLQ plus（ティーエルキュープラス）」を結成し、アルバムをリリース。ソロ活動も行うなど順調だったが、新型ウイルス禍となり、帰国。十数年ぶりの故郷は「新潟ってこんなにジャズが盛んだったのか」という驚きがあったそうだ。
ジャズは難しく考えられがちだが、気軽に楽しんでほしい、とマスミさん。「私の演奏は体が自然に動いちゃうようなジャズ。お客さまからは“元気になった”とか“エネルギーを感じる”と言われます。そんなライブをぜひ体験していただきたいですね」。新潟県では3、4月にはソロピアノ、6月にはTLQ plusのメンバー全員が来日してのライブがあり、ロサンゼルスに戻ってのアルバム作りも計画中。華やかなエネルギーに満ちたマスミさんの音楽にぜひ触れてみてほしい。
「ライブ後に“良かったよ”と声をかけてくださるなど、新潟の皆さんは本当に優しい。私が好きな音楽を続けられるのは、そういう皆さんのおかげです」とマスミさん
Masumi Yamamotoさん
【プロフィール】
長岡市生まれ。大学卒業後、音楽を志して渡米。Fortress USA Recordsと契約し、ロサンゼルスを拠点にジャズピアニスト、作曲家として活動。新型ウイルス禍の2020年に一時帰国し、日本でも活動中。
MASUMI YAMAMOTO ソロピアノライブ
●3/20（水・祝） 14:00開演
ジャズカフェ音食（長岡市東坂之上町2-1-2 末広ビル2階）
TEL：0258-36-7655
●4/7（日） 15:00開演
ジャズ喫茶SWAN（新潟市中央区西堀通4-819）
TEL：025-223-4349
1人3,000円、問い合わせは各会場まで。
