今月の旬の食材 とう菜
冬から春にかけて旬を迎える青物野菜のとう菜。雪の下で冬を越し、伸びてきた「とう(花茎)」の部分を食べるもので、豊かな甘みの中にほのかな苦み、独特のぬめりがあるのが特徴です。とう菜には新潟市近郊の「女池菜」や魚沼地域の「大崎菜」など、新潟県内各地にさまざまな種類があります。
とう菜とヤリイカのアーリオ・オーリオ
ニンニクとオリーブ油でサッと炒めて。ゆでたパスタに絡めても美味!
<材料> (2人分)
■とう菜…約1/2束
■ヤリイカ…1杯
■ニンニク(みじん切り)…1/2片
■塩・こしょう…各少々
■しょうゆ…少々
■オリーブ油…大さじ1
<作り方> (約10分)
❶とう菜はゆでて粗熱を取り、水気を絞って2~3cm幅に切る。
❷ヤリイカははらわたを取り除いて洗い、食べやすい大きさに切る。
❸フライパンにニンニクとオリーブ油を入れ中火にかけ、香りがしたらイカを八分通り炒める。塩・こしょうを振り、とう菜を加えて絡め、しょうゆをたらして混ぜ、火を止める。
とう菜とカブのマリアージュ
とう菜とカブの相性の良さが発見できる、寒い季節に温まるスープです。
<材料> (2人分)
■タマネギ…30g
■長ネギ…30g
■バター…大さじ1
■カブ…2玉
Ⓐ:塩…小さじ1/3
米…大さじ1/2
砂糖…小さじ1/2
チキンスープ顆粒…小さじ1/2
■水…100ml
■牛乳…50ml
■塩…少々
■とう菜…約1/2束
<作り方> (約25分)
❶鍋に刻んだタマネギ、長ネギ、バターを入れ弱火でしんなりとなるまで炒める。
❷皮をむいて薄切りにしたカブとⒶを①に加えて炒める。
❸水を注ぎ、沸いたらふたをし10~15分煮て、粗熱を取りミキサーにかける。
❹③を鍋に戻し、牛乳を加えて温め、塩で味を調える。
❺ゆでたとう菜を2~3cm幅に切り器に盛り、④を注ぐ。
レシピ考案 高橋 美奈子さん
Cooking Studio M 料理教室 主宰
短大卒業後、調理師学校へ。料理教室の助手を務め、その後さまざまな国を巡りレストランや料理学校で研修。2005年より自宅で料理教室を行いながら新潟県内の各企業で指導にあたっている。主な資格はJSAソムリエ、CPAチーズプロフェッショナル。
https://www.minako-takahashi.com