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2025.04.07 life

宝物になる、新潟生まれの組み木と絵本 くみ木の森の「くみ木の絵本」 / 新潟のすぐれもの

エリア

中越

新潟県産天然ブナの間伐材を活用した組み木。豊かな森を育みながら、子どもの感性を育てられる優しいおもちゃ。

天然木の風合い、一枚板から作られた組み木のおもちゃ。新潟県燕市出身のデザイナー高井幸江さんが2021年に生み出した「くみ木の絵本」には、絵本の新しい楽しみ方と子どもたちの未来を育む可能性が詰まっている。

オリジナルフォントがかわいいアルファベットブロックは一文字300円。結婚祝いや出産祝いに添えるのもお勧め。オンラインショップ限定販売

高井さんが組み木と出合ったのは、今から13年前。新潟市のデザインプロダクションで働いていた時に担当した、「全国組み木フェスティバル」のチラシ制作がきっかけとなった。次第に「今までにない組み木を作ってみたい」と考えるようになり、独立を決心したという。

愛らしい組み木と絵本がセットになった「くみ木の絵本」は、読んで、触れて楽しめるだけでなく、専用サイトから歌を聴いたりアニメーションを見たりすることで子どもたちの好奇心を刺激。絵本には日本語と英語が記載されており、英語の勉強にもなる。「組み木は、赤ちゃんの頃は握って遊び、3歳ごろからは組み立てて楽しめるようになります。大人になったら飾ってインテリアにすることもでき、自由な発想で長く楽しめるおもちゃです」

2024年発売の待望の新作。子猫を組み立てていくとママ猫になる、くみ木の絵本「こねこのきょうだいとお花ばたけ」15,400円

一作目の「おかえりどうぶつはうす」は、国際的なデザイン賞「iF DESIGN AWARD 2023」など、八つの賞を獲得。組み木は新潟の天然ブナの間伐材を使用することで環境保全にもつながっている。「もっともっと組み木の需要を増やし、燕市の新たな産業にしたい」と高井さんは意気込む。製作体験ができるワークショップの情報は公式インスタグラムで発信中。

動物たちが重なると家が出現する、くみ木の絵本「おかえりどうぶつはうす」13,200円

展示販売のお知らせ

新潟日報メディアシップ1階「インフォメーションセンターえん」にて展示販売実施:3/28(金)~4/30(水)(予定)


高井 幸江さん
燕市出身。デザイン事務所Ibiza(イビサ)代表。新潟デザイン専門学校卒業後、デザインプロダクション「フレーム」に入社。アートディレクター・デザイナーとして14年間勤めた後に独立。2021年「くみ木の森」を立ち上げる。

くみ木の森
インスタグラム|@kumikinomori
HP|https://kumikinomori.com
オンラインショップ|https://kumikinomori.stores.jp