
アウトドアの達人が、自然豊かな新潟県の楽しみ方を紹介するリレーコラム。今月はサウナグッズの企画・販売を手がけるABiL株式会社の山田 剛さんが、アウトドアサウナの楽しみ方をレクチャーします。
「サウナ」と聞いて、どんな場所を思い浮かべますか?
銭湯やスーパー銭湯のような屋内の空間が一般的かもしれません。けれど今、自然の中でテントサウナを楽しむ“アウトドアサウナ”が、静かにブームを広げています。
私たちABiL(アビル)は、新潟発のアウトドアサウナブランドとして、各地でテントサウナイベントを開催しながら、テントサウナやサウナグッズの企画・販売を行っています。今回は、そんな私たちが大切にしている「自然とととのう時間」について、新潟の魅力とともにご紹介させてください。
火を焚き、水に浸かる 新潟でこそ味わえる“ととのい”
アウトドアサウナの醍醐味は、なんといっても「自然の中でととのう」こと。
薪ストーブの火の音を聞きながらサウナに入り、目の前の川にザブンと入って冷却し、外の風に身をまかせながら外気浴──これだけで、頭も体も驚くほどリフレッシュできます。
新潟県には、海・山・川、そして雪があり、そこにサウナがあることで景色が変わる。
清流が流れる渓谷や深い緑に包まれた森、冬には白銀の世界。自然の多様性と静けさに満ちたこの土地は、まさにアウトドアサウナにぴったりのフィールドです。
アウトドアサウナの最大の魅力は、自然の中で“人と空気がまじわる”こと。 室内の施設サウナが“個”でととのう場所なら、テントサウナは“みんな”でひとつの空間をつくる感覚です。薪のパチパチという音に耳を傾け、ロウリュで立ち上る蒸気に歓声が上がり、天然の川に一緒に飛び込んで思わず笑い合う──そんな素の自分に戻れる時間が、アウトドアサウナにはあります。
ABiLが大切にしているのは「GOOD SAUNA VIBES」。 火を囲んでいると、不思議と心もオープンになり、ポジティブな言葉が交わされる。そこには初対面の人とも自然につながれる温かさがあり、新しいアイデアや関係が生まれる場にもなります。ととのいながら語り合い、笑い合う。その光景こそ、私たちが何度でも見たいサウナの本質です。
初心者にもおすすめ!新潟の“マイサウナ旅”
「でも、テントサウナってハードルが高そう…」
そんな方にも、ABiLでは初めての方に向けたイベントやレンタルプランも展開中。
春は山の芽吹き、夏は清流と川遊び、秋は紅葉、冬は雪見サウナ──新潟には四季折々の“絶景サウナスポット”が数えきれないほどあります。たとえば五泉市の仙見川、南魚沼市の河川敷、里山の雪原など、どこも都会では味わえないととのいの時間を与えてくれます。
アウトドアサウナは、自然との一体感を味わう体験ですが、それをもっと心地よくするための“道具”も大切です。
ABiLでは、「長く愛せる、気持ちのよいものを」という思いで、グループで使えるテントサウナセットや今治製のサウナハット、アパレルなどを展開しています。
どれも機能性とデザインの両方にこだわり、自分用にはもちろん、ギフトにも選ばれる商品ばかりです。
忙しい毎日のなかで、ふと自然に触れたくなる瞬間はありませんか?
アウトドアサウナは、そんな“自然への回帰”をもっと気軽に、もっと自分らしくしてくれる存在です。
火をおこして、汗を流し、冷たい川に飛び込み、風を感じながら深呼吸をする。
その一連の時間は、まるで人生のリズムを整えてくれるかのようです。
ABiLはこれからも、新潟という土地の魅力を活かしながら、“ととのう”を日常にする道具と体験を届けていきます。
自然の中でサウナを楽しむ、その一歩を、ぜひ新潟から踏み出してみてください。
【プロフィール】
ABiL株式会社 代表 山田 剛さん
新潟県新潟市出身。2020年、テントサウナと出会い、心から “ととのう”体験に感動。2021年、ABiLを創業しブランド構築・ECサイト制作・広告運用・イベント運営を設計。
ECサイト:https://abil.shop/
instagram :https://www.instagram.com/abil_japan/