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2025.09.05 visit

肥沃な大地と知恵が結実 風土を映す「護摩堂野菜」 

シリーズ

地元の推しコレ

地元の推しコレ・田上町④

推し人 「やさしい道の駅たがみ」駅長 馬場大輔さん


やさしい道の駅たがみでは、地元で育った野菜を「護摩堂(ごまどう)野菜」と呼んでいます。
新津丘陵と越後平野に囲まれた土地は、古くから人が暮らし、肥沃な土と水に恵まれてきました。

田上の春を感じる たけのこ掘り

春のタケノコ、初夏の青梅とブロッコリー、夏の枝豆やナス、トマト、秋の新米、秋から冬にかけての長ネギ、里芋、レンコン、さつまいも。季節ごとに収穫される野菜はいずれも品質が高く、味が濃いものです。

出荷を待つ青梅「越の梅」

かつては町内に市場がなく、農家の皆さんは新津や小須戸(新潟市秋葉区)、長岡などへ鉄道で運び、何度も往復して販売していました。多くの競争相手の中で選ばれるために、田上の野菜は土壌の良さに加え、作り手の工夫と知恵により育まれてきました。

みんなで収穫!ブロッコリーの朝

2023年からは、この地域の旬を通して四季を味わってもらう取り組みを始めています。ブロッコリーの収穫体験と朝ごはん会、梅干し作りワークショップなど、体験を通してその価値を伝える機会も増えました。

大地の恵みをかじる瞬間

町外の人には、護摩堂野菜をきっかけに田上の風土と魅力を知ってもらいたいと考えています。「今朝採れ」にこだわる新鮮さが、この野菜の基本です。