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2025.09.08 life

秋の観葉植物の寄せ植え / LIFE UP

エリア

新潟市

観葉植物を使った秋らしい寄せ植えの作り方を細川洋蘭農園(新潟市江南区)の細川実幸さんに教えていただきました。

教えてくれた人 細川洋蘭農園 細川 実幸さん
細川洋蘭農園・専務。フラワーコーディネーター。父が開業した同園を夫と共に継ぐ。毎月店内で開催している寄せ植え教室の講師を務めている。店で販売している植物や雑貨などの仕入れも担当。4人の子どもの母。
https://hosokawayo-ran.com/

くすみカラーの鉢や小物使いで秋の物語を感じさせて

秋の寄せ植えは、植物を少なめにして空間に広がりを持たせたものが好まれます。すてきに見せるこつは印象的なデザインの鉢を選び、植物の間にオブジェやピックを配置すること。鉢や小物を決めてから、それに合う植物を選ぶ、という流れがお勧めです。鉢はアイボリーやブラウン調のくすみカラーのものにすると、秋らしくなります。小物についてはキノコのオブジェや、動物のピックなどを入れると愛らしく仕上がりますよ。植物は鉢や小物が隠れないように、葉が垂れ下がらず、ボリュームが出過ぎないタイプを取り入れて。迷ったら、隣の植物の葉と違う色・形のものを選びましょう。冬に向かっていく秋は、根が伸びる速度が遅くなり、葉の成長もゆっくりになるので、寄せ植えも長く楽しめます。

植える苗が少ないと土の表面が目立つので、鹿沼(かぬま)土や軽石を配して表面を少しお化粧します。鹿沼土の細粒は黄色、軽石の細粒は白い表面になります。また、粒の大きさが違う石を部分ごとに置くと変化が出ます。鹿沼土も軽石も手軽に、安く手に入るものなので、ぜひ試してみてください。

赤色と茶色の葉をベースに植物を組み合わせ、キノコのオブジェを添えた秋らしい寄せ植え。ぎっしり植えず、余裕を持たせるのが小物を飾るときのこつ。使っている植物はフィットニア、コンシンネ、フィカス。アンティークな雰囲気の鉢と花台がセンスアップのポイント

飾り方

①模様入りの陶器の鉢にヤブラン(シルバードラゴン)、シェフレラ、ハオルチアを入れた寄せ植え。土の表面を粒の大きさが違う軽石で飾っている

②ボストンバッグ型の鉢に家の置物を合わせたメルヘンチックな仕上がり。使っている植物はソフォラ、ボトルツリー、ムラサキオモト

③鉢の横に小物を置く場合は、ぎっしり植えた寄せ植えが似合う。写真は観葉植物のミックス

④グリーン系を集めた多肉植物ミックス。ピックを挿すだけで物語の世界が感じられる