今日も明日も、もっと輝く assh-アッシュ-

多様な価値観でこれからを楽しむ おとな女性へ贈るウェブマガジン assh-アッシュ-

2025.10.01 life

身と息と心を調えて 坐禅講座で自己を見つめるひととき

エリア

下越/佐渡新潟市

講座「メディアシップで坐禅に親しむ~本当の自分を発見してみませんか~」は、新潟市中央区の新潟日報カルチャースクールで開かれている6カ月間の坐禅講座。講師は東龍寺(新潟県田上町)住職の渡邊宣昭さん(69)がつとめ、講座の締めくくりは東龍寺で本格的な坐禅を行う。


東龍寺は護摩堂山の登山口に位置する曹洞宗の古刹。814(弘仁5)年、あるいは828(天長5)年に弘法大師あるいは弟子の空法上人により開かれたと伝わる。


参加した14人の受講生は、中央に文殊菩薩像がまつられた坐禅堂へ。坐蒲(ざふ)という厚い敷物に坐り、両足を組んで両太ももにのせる坐り方「結跏趺坐(けっかふざ)」に挑戦。手は、両手で楕円(だえん)形を作る「法界定印(ほっかいじょういん)」を結んだ。

鐘が鳴り、照明が暗くなると、聞こえるのは空調の音だけ。「姿勢を調え、呼吸を調え、浮かぶ思いに傾かず、自分の呼吸に思いを向けるのが大切」と渡邊さんが穏やかに語りかけると、受講生は身じろぎをせず、おのおのの世界に没入していた。

渡邊さんは一人一人を回り、姿勢を直したり、手の組み方を指導したりするほか、仏様からのプレゼントの意味で背後から警策で肩を打つなどした。

東龍寺では毎月第2土曜日午後7時半から月例坐禅会を開いている。渡邊さんは「心静かに、自己を見つめる時間をぜひ持ってみてほしい」と話した。


渡邊宣昭先生(東龍寺住職)

メディアシップで坐禅に親しむ~本当の自分を発見してみませんか~
第2(木)  13:00~14:30
https://cul.niigata-nippo.co.jp/course/detail?id=521119
※募集期:2025 年10月~2026年3月