
米どころ新潟は、みそやこうじなどの発酵文化が豊かに息づく地域。
発酵食材を使った料理がいただけるお店でおいしく腸活!
WILLOW HOUSE /ウィロウハウス[長岡市]
ベーカリーレストランで
五感を刺激する発酵ランチ
日本酒、みそ、しょうゆの蔵元が集積する醸造・発酵のまち長岡市摂田屋(せったや)に2024年12月オープン。明治元年創建の旧青柳(あおやぎ)邸を改装し、広々としたベーカリーレストランに生まれ変わった。同店は新潟県内に11店舗を構える「SUZU GROUP(スズグループ)」による発酵を体験できる食の研究所。調味料からパン、メインディッシュまで、自家製の発酵食材を使った発酵グルメでもてなしてくれる。

長岡市宮内にある摂田屋地区の街並みになじんだ風情あるたたずまい

「自家製の発酵食材を使ったパンやお料理が楽しめます」と、WILLOW HOUSEの高橋直樹さん
ランチの一番人気は、パン、スープ、サラダと9品の料理を盛り合わせたワンプレートで視覚から楽しませてくれる「WILLOW HOUSE PLATE」。サーモンのこうじ漬け、発酵玉ねぎドレッシングのサラダなど、いずれも発酵の力と食材のうまみを生かした品々で幸福感に満たされる。ランチでは自家製天然酵母で作られた薪(まき)窯パン6種類の食べ比べも可能。体を整える優しい食事で充実のランチタイムを過ごそう。

プレートに発酵グルメ9品が盛り付けられたWILLOW HOUSE PLATE(2,800円)

150年以上の歴史を持つ古民家の基本構造を生かしながらモダンな空間にリノベーション

米から作った天然酵母に自家製甘こうじと長岡産の玄米粉、国産小麦をブレンドした柳ブレッド(900円)。柔らかなパン生地と心地よい甘さでリピートしたくなるおいしさ
WILLOW HOUSE
住所│新潟県長岡市宮内1-1-31[地図]
電話│050-8883-3557
時間│10:00〜16:00、17:00〜22:00 ※予約なしの場合は20:00まで
定休│火曜
https://suzugroup.com/shop/willowhouse
CAFE HAYASHI /カフェ ハヤシ[上越市]
歴史的名家でゆったり
発酵料理&スイーツに舌鼓
上越市指定文化財に認定されている林富永(はやしとみなが)邸で、週末のみ営業する発酵スイーツカフェ。7代目当主の娘である酒井里香さんが、「歴史ある建物を活用し、上越の人々に愛されるスポットになれば」と2020年に開店した。レシピやテーブルコーディネートを考案する料理研究家として活動している酒井さん。酒造りやみそ造りが盛んな上越市の環境に合わせ、発酵食が主役のオリジナル料理を振る舞ってくれる。

杉木立の中に立つ、かやぶき屋根の林富永邸。築140年もの歴史を持つ上越の名家だ

料理の腕を振るう店主で料理研究家の酒井里香さん
「和のアフタヌーンティー」として親しまれる「八酵(はっこう)手織り箱」は、上段が軽食、下段がスイーツの二段構成。くるみみそおにぎりや、塩こうじの鶏ハムと自家製酢みそドレッシングで味わうサラダなど、上越の発酵食材を使った品々が並ぶ。地元の丸山酒造場の酒かすを使ったチーズケーキや、自家製の発酵あんこを使ったあんみつなど、スイーツでも最後の一口までワクワクの発酵体験が待っている。

二段の箱に4種類の軽食と季節の「発酵+スイーツ」4種類、合わせて8個の発酵メニューが詰まった八酵手織り箱(ドリンクセット、2,700円)

広間は天井のケヤキの梁(はり)組みを見せた重厚な造り。年月を経た建物が古き時代へと思いをいざなう

こけむした枯山水の庭園を眺める客席で食事をいただける。11月中旬には庭の紅葉が見頃を迎える
CAFE HAYASHI
住所│新潟県上越市三和区神田2245-24 林富永邸内[地図]
電話│025-532-2602
時間│10:00~17:00(食事LO14:00、スイーツLO16:00)
定休│月〜木曜※冬季休業あり
https://cafe-hayashi.com
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