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2025.11.04 life

締め付け知らずで、一日中ご機嫌に / 伊藤屋靴下工房の「靴下」

エリア

下越/佐渡

「毎日を快適に」という思いから生まれた、作り手のまっすぐな思いがじんわりと伝わってくる優しい靴下。

ニット産地の新潟県五泉市に、体の巡りを妨げない、ふんわりとした履き心地を追求する靴下メーカーがある。ゴムを使わず、履き口が大きく開く靴下は、締め付け感がなく、一日履いていても跡が付かない快適設計。冷え性に悩む女性や、足がむくみやすいご高齢の方へのギフトとしても定評がある。「定番商品の『足が覚えてくれている気持ちがいいくつ下』は病気を患って靴下を履きにくくなった人のために作ったもの。商売用に開発したものではないんです」と語る伊藤屋靴下工房の上林(かんばやし)希久子さん。靴下編み機の技術開発をしていた新潟県三条市出身の父と、同燕市出身の母と共に東京から移住し、縁あって靴下工房を引き継いだ。同商品は、病気を患った父のために疲労感を感じにくい靴下を試作する中で生まれた。

履き口がダブルの「足が覚えてくれている気持ちがいいくつ下normal」約22~24cm、2,310円

「親の介護をきっかけに、快適で使い勝手のいい靴下を作るようになりました。『足がむくんで靴下が履きにくい人のためのポコポコくつ下』は、病気の影響で靴下を履けなくなった友人のために作ったもの。長く愛用できる、持ちがいい一足を作り続けています」

高速で大量生産されたものとは対照的に、糸も時間もぜいたくに使って編み上げられる伊藤屋靴下工房の靴下。肌触りのいいオーガニック糸を使っているのに、手入れは洗濯の際にネットに入れるだけと、簡単なのもうれしい。洗濯をするほどに足になじむ設計だ。柔らかな肌触りに、快適な履き心地。手に取ってほしい理由がたくさんある。

ふっくらと温かみのある「足がむくんで靴下が履きにくい人のためのポコポコくつ下」約23~26cm、3,850円

綿100%の「モクティ®で編んだながめのゆるいくつ下」。糸の伸縮性を生かして足を包み込む。約22~24cm、2,585円


上林 希久子さん
東京都渋谷区出身。靴下の編み機を作る技術者の父の影響で、靴下製造が身近にある環境で育つ。両親と共に新潟に移り住み、2007年に歴史ある靴下工房を継承。家族と共に靴下を作り続けている。

伊藤屋靴下工房
住所|五泉市船越1177[地図]
電話|0250-43-1162
インスタグラム|@kutsushitakoubou
オンラインショップ|https://shop.kutsushitakoubou-ec.net

【主な販売店】
LOOP&LOOP(五泉市)[地図]