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2025.12.07 food

【特集】おいしいコーヒーが飲みたい / おいしいコーヒーを入れたい

エリア

中越

コーヒーを楽しむひとときは、ひと息つける特別な時間。自分でおいしく入れるこつや、こだわりのコーヒーを楽しめるカフェ、老舗の喫茶店などを紹介します。今よりちょっとコーヒーに詳しくなれば、お店で飲むのも家で飲むのも、もっと楽しくなりますよ。


自分でコーヒーを入れるひとときを楽しむ
CRAFTSMAN by SUZUKI COFFEE(クラフトマン バイ スズキ コーヒー)【長岡市】

新潟でコーヒー販売業を営む鈴木コーヒーが展開している直営ショップの一つ、CRAFTSMAN。新潟県長岡市の緑豊かな高台にある店舗では、カフェでコーヒーやスイーツを楽しんだり、コーヒー豆やドリッパーをはじめとする各種道具を購入したりすることができる。

同店ではコーヒーの楽しみ方の幅を広げてもらおうと、定期的にハンドドリップやラテアートのセミナーを開催。店長の山田葵(あおい)さんにその魅力を伺うと「自分で入れて、コーヒーと向き合う時間をつくるのは気持ちが落ち着くきっかけになりますし、丁寧にコーヒーを入れている自分のこともいいなと思えます。ドリップは意外と簡単で、覚えると誰かに振る舞いたくなるので、ご家族や友人に入れてあげるのもお勧めです」と話す。おいしいコーヒーを入れるこつは粉量、お湯の温度、注ぐ湯量、抽出時間をきちんと計ることだそうだ。

2階のショップ内でコーヒーセミナーを月に数回開催。ハンドドリップセミナー2,400円、ラテアートセミナー2,700円。詳細はwebで確認を
https://suzukicoffee.co.jp/academy/personal/

コーヒーセミナーの講師も務める店長の山田葵さん

CRAFTSMANでは常時30種類ほどのコーヒー豆を販売。その味は産地や焙煎(ばいせん)の深さで変わる。「苦みは煎(い)ることで生まれるため、浅煎りはフルーティーで酸味を感じ、中煎り、深煎りの順に苦みが強くなります。また、ブレンドは数種類の豆を合わせたもので店の個性が出ます。ストレートは1種類なので豆本来の味が分かります」。最初は少しずついろいろ試してみるのがお勧め。その中で自分好みの味を発見できるはずだ。

迷うこと必至のコーヒー豆のラインアップ。お店独自のクラフトマンオリジナルブレンドもお薦め

カフェメニューも充実。冬限定ドリンクの「フォレノワール・ラテ」(700円)、「ベイクドプレミアムバウム凛々(りんりん)」(420円)


CRAFTSMAN山田店長に教わる ハンドドリップ講座

▶︎ 1杯分/コーヒーの粉16g、お湯約240g ※粉量×15=注湯量

①ドリッパー、サーバー、フィルター、ケトル、デジタルスケール、温度計、タイマーを用意。ケトルは注ぎ口の細いものが、狙ったところにお湯を注ぎやすい

②90℃のお湯を用意する。コーヒーをおいしく入れることができる温度だ

③フィルターをドリッパーにセットし、サーバーの上に置いてお湯(分量外)を注ぐ。器具を温め、紙についたにおいを軽減させるためで、サーバーに落ちたお湯は捨てる

④フィルターに粉を入れ、平らにならす。タイマーをスタートさせると同時に、中心から徐々に円を大きく描くようにお湯を80g注いで蒸らす。円の大きさは500円玉くらい

⑤30秒経ったら、同じやり方でお湯を80g注ぐ。タイマーが1分になったら、また80gお湯を注ぐ。秒数とお湯のグラム数が一緒に計れるタイマー付きデジタルスケールがあると便利

⑥ドリッパー内のお湯が落ちきったらかき混ぜ、カップに注いで出来上がり。終わった時、粉がすり鉢状になっていれば上出来

CRAFTSMAN by SUZUKI COFFEE
住所│新潟県長岡市高畑町660[地図]
電話│0258-89-8070
時間│10:30~18:30(1月~3月の平日は18:00まで)、LO閉店30分前
定休│水曜(祝日の場合は翌平日)、12/31(水)、2026年1/1(木)
インスタグラム @craftsman_by_suzukicoffee