講座「心を贈る 折形(おりがた)礼法」は、贈り物をする際に和紙などを使って包む礼儀作法。礼法研究家で美学者だった故山根章弘さんの後継者、山根一城(かずき)さんによる「山根折形礼法教場」教授の新保朝子さんが講師を務める。
折形は武家社会の礼法の一つで、600年を超す歴史がある。明治期頃までは学校教育で学ぶものだったが、現在は既製品の祝儀袋などが普及し本来の原則から外れた商品も出回っているという。
お正月を間近に控えた12月の講座は、心づけなどを包む伝統折形「吉の紙幣包み」と、おせち料理などに添える箸の包み方(講師オリジナル作品)が題材。受講生は新保さんの手本に従い、おのおの和紙を折りたたみ、水引をかけた。
講座では、新保さんが宮内庁御用達の都内箸店を訪れたエピソードなどを紹介しながら、箸の格について説明。最も格上の箸は、柳の白木で作った「中太両細」(中央が太く両端が細い)の箸で、両端が細いのは神と人とが一緒にいただく意味があるといったいわれを語ると、受講生は熱心に聞き入っていた。
学生時代から礼法を学んでいた新保さんは、25年ほど前から折形の学びを深めた。「物を大切にすることは贈る相手を大切にすることにつながる。伝統的な文化も、理由を知ると楽しい。手間暇かけて心を贈ってみてほしい」と話した。
心を贈る 折形礼法 AB
(A). 第3(水) 13:30~15:30 ※キャンセル待ち
(B). 第2(日) 10:00~12:00
https://cul.niigata-nippo.co.jp/course/detail?id=521122



