居心地のよい空間と豊かな自然に囲まれ、自分らしく無理のない暮らしが魅力の北欧諸国。そんな北欧のインテリアや食、ライフスタイルを通し、豊かな暮らしのヒントを見つける「にいがた北欧化計画」を、新潟市のインテリアショップ「フィンチアンドホーム」店主の塚越大助さんにご紹介いただきます。
こんにちは。
朝夕、カーディガンが手放せなくなっている僕です。
皆さま、寒暖差の体調管理にはお気をつけくださいませ。
肌寒くなってきて、日暮れも早くなってきて。何か寂しさを感じるこの季節は、ちょっと苦手で。若い時に見た、秋から冬に移ろう景色と共に寂しい結末を迎える映画の影響かもしれません笑
そんなとき、心を安らげてくれるのは、あったかいコーヒーと照明でしょうか。
コーヒーといえば、アメリカ!な印象ですが、総消費量はその通りでアメリカ、そしてブラジルと続き、日本もなんと4位(全日本コーヒー協会,2025)!確かに、新潟でもコーヒー屋さん、いっぱい見ますものね。ただ、1人あたりでは北欧諸国が上位を占め、年間10kg前後、日本は3kg位と言われています(International Coffee Organization,2024)。
僕が初めてデンマークを訪れたときは、コーヒーにあまり興味がなく、「あ、コーヒーね」みたいな程度でした。
でも、訪問先のデザイナーさんのアトリエ近くにあるコーヒー屋さんへ連れて行ってもらった経験は、今の僕の仕事にも大きく活かされています。
そのお店、完全なる「コミュニティー」の役割を果たしていて。老若男女問わず、ご近所の情報交換、健康確認、仕事や憩いの場となっていました。当時は、昔ながらの「喫茶店」が急激に減っていた時で、元々ある文化にも関わらず、大変新鮮に感じ、コミュニティーはこうでなければいけない!と思い。それが高じて、学校町(新潟市中央区)の自社ビルにカフェを構えたり、県内で同じ志をお持ちのコーヒー屋さん方とイベントをしたり。 「コーヒー」「美味しい」だけでは片付けない取り組みを続けています。
で、それと同じくらい大切に思っていることのひとつに、照明もあります。
今ちょうど、照明の大切さをお伝えするイベントをしています。
思っていることを話しはじめると、行数が全く足りなくなるので、今回はそこそこでと存じますが、僕らの暮らしにとって、灯り=照明は無くてはならないもの。いくら、暗くなったら寝る!であっても、トイレに行きたくなったら灯りは必要ですし。照明は素晴らしい、を少しでも感じて頂けたらと思いますので、ご興味ありましたらご参加くださいませ。
そんな照明、とても大切なのに、僕らの現場では「?」なことが未だ多く見受けられます。
僕は、フィンチアンドホームというインテリアショップをスタッフみんなで営んでおりますが、暮らしを提案しよう、暮らしかたを整えよう、そのためにどうしましょうか、という意味合いが強い、ちょっと駆け込み寺要素の仕事をしています。
家具や照明、寝具を買う前に、まずは相談に来るというお客様がほとんどです。そのため、色々な建築や暮らしの場面に出会うのですが、正直びっくりすることも多く。
デザインやご予算優先で、目が焼けるように眩しい照明を使っていたり、逆に全く光量が足りていなかったり。
「必要なところに必要な明るさを」という基本が満たされず、住まい始めてから「ちょっとご相談が…」というお客様も多いのです。
また、折角の素晴らしい照明、よくあるのは僕らも扱うPH5ですが、設置の仕方で本来の性能を発揮できていなかったり。
もうどうしたら良いのだろう、と思ってしまうことが、いま大変多いのが現状です。
残念ながら。
コーヒーも、照明も、「答え」がひとつでは無いのは重々承知しておりますが、せめて心通わせる、単なる商売で行くのでは無く、その背景や先々を思いやることを、僕らもしていきたいなと考える今日この頃です。 ブツブツが多くなってしまいましたが、秋のこの寂しさがそうさせているのでしょうか笑
塚越大助さん
北欧家具店「フィンチアンドホーム」(新潟市西区・中央区)店主。新潟の自然や気候に寄り添い、北欧の知恵を取り入れ、日々を豊かに彩る空間づくりを提案している。
https://finchome.com/







