終活あれこれ最終ページでは、できることから始めてみたいと思ったときに、すぐに取り組める内容をピックアップしてご紹介します。
今すぐやってみよう!
エンディングノートの活用
自分の思いを書き残す方法として最も手軽なのが、市販のエンディングノートだ。項目に沿って記入していくだけで、必要な情報の大半を整理しながら残すことができる。しかし、保険の証券番号や銀行口座の支店名、口座番号など、細かな項目まで記入しようとすると面倒になり、途中で手が止まってしまうこともある。
そのような場合は、「通帳やキャッシュカードの保管場所」「契約している保険会社名と証券の場所」「親しい友人や所属サークルの連絡先」など、すぐに書ける内容だけを箇条書きでメモしておくのも一つの方法だ。
また忘れてはいけないのは、エンディングノートやメモを作成した際に、その保管場所を確認してほしい人に必ず伝えておくこと。相続と遺言の相談センターからは、「クリアフォルダを1冊用意し、証券や通帳などをまとめて保管すると便利」とのアドバイスがあった。
デジタルデータの扱い
パソコンやスマートフォン、ネット銀行などのデジタルサービスは、いまや生活に欠かせない存在となり、本人の死後にデジタル情報の管理や整理に遺族が苦労するケースも増えている。
スマートフォンやパソコンのパスワード、SNSのログイン情報などは、家族が必要なときに確認できるよう整理しておこう。また、自身や家族がITに慣れている場合は、それらの情報をテキストデータにまとめ、クラウド上に保存しておく方法も有効である。その際は保存先のアクセス情報を信頼できる人に伝えておくとよい。
また、ネット証券を利用して資産運用をしている場合には注意が必要だ。遺族が資産を相続する際、証券会社によっては同社の口座開設が必要となる場合がある。少なくともどの証券会社と取引しているのかを相続人に伝え、必要に応じて事前に口座開設をしてもらうなど、状況に応じた備えが必要となる。
家の片付け
家の中が整理されていると、いざという時、自分も周囲の人も助かる。急な入院で必要な物を持ってきてもらう場合でも、保管場所が分かりやすければ、探す手間が省ける。
日頃の掃除に加え、「いつか捨てよう」と思いながら残していた物を処分したり、クローゼットや本棚、食器棚の整理をしたりすることも立派な終活だ。
やりたいことリスト
終活というと、病気や死に備えるための準備や、残される家族が困らないようにするもの、というイメージがある。だが、これまでの人生を振り返り、「やっておけばよかった」という後悔を残さないために、本当にやりたかったことに挑戦することも終活の一つだ。
例えば、テーマパークで童心に帰って思い切り楽しむ、ホテルでぜいたくな食事を味わう、茶道や書道など新たな趣味を始める、歌舞伎や演劇を鑑賞するといったことでもよい。自分がやりたいことを書き出し、一つひとつ実現していく。将来への備えだけでなく、今を楽しむ終活にもぜひ取り組んでみてほしい。
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