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2025.12.07 special PR

開局95周年 これからも新潟県の皆さまとともに / NHK新潟放送局

1931年11月にラジオ放送を開始したNHK新潟放送局は、2026年に開局95周年を迎えます。
番組制作の裏側や、新サービス「NHK ONE」について、現役アナウンサーのお二人に伺いました。

佐藤俊吉さん(左)
神奈川県出身。2005年入局。これまでに福岡、鳥取、新潟放送局、東京・アナウンス室で勤務。2024年8月からは新潟放送局アナウンス副部長として後輩の指導や育成にあたる。新潟勤務は3度目。

木花(きはな)牧雄さん(右)
長岡市出身。2012年入局。青森放送局を皮切りに、釧路放送局、東京・アナウンス室、長崎放送局で勤務。2024年4月から地元・新潟放送局で「新潟ニュース610」のキャスターを担当。


番組を作り、ニュースを読む
NHKアナウンサー

―― お二人とも、昨年から新潟放送局に赴任されたのですね。

木花 私は高校卒業まで長岡市にいたので、久しぶりの新潟暮らしになりました。しかし、学生時代に見ていた景色と、社会人になってから見る景色は違いますね。長岡にいた年数と県外にいた年数が半々くらいになった今、両方の軸足から番組と向き合い、自分なりの視点で伝えるようにしています。

佐藤 私が就職試験を受けたのが2004年。同年秋に中越地震が発生し、「微力ながらも力になれないだろうか」と思い、初任地の希望を新潟で出していました。それから縁あって、2011年から2015年、2018年から2021年と2度、新潟に赴任。そして今回、自ら希望を出しての3度目の新潟勤務となります。とはいえ、私自身こんなに早くまた新潟に戻って来られるとは思ってもいませんでした。

―― 現在のお仕事について。

木花 新潟放送局に赴任してから、「新潟ニュース610」キャスターを担当しています。その他、自分で取材をしてリポートを作るなど、企画制作にも携わっています。

佐藤 現在はアナウンス副部長というポジションになり、人材育成とチーム運営を任されています。たまにニュースを読むこともあるのですが、メインは若手の育成です。

―― やりがいを感じる瞬間は?

佐藤 アナウンサーであり、ディレクターや記者でもあるのがNHKアナウンサーの醍醐味(だいごみ)です。取材をして、その思いを伝えたいと思った時に言葉に気持ちがのる。中越地震から10年の節目に訪れた長岡市山古志地域や小千谷市での取材で特にそのことを感じました。震災から10年が経過し、取材は過疎化や人口減少の課題が中心になるだろうと想定していましたが、実際に訪れてみると、地元の皆さんはすごく明るくて元気。むしろ、地震があったことでいろいろな人が支援に訪れ、「県内外から来てもらえるのが待ち遠しいんだ」って教えてくれました。今でも取材に行くたびに「よく来てくれた」と出迎えてもらって。人間の強さ、支援の温かさを知りました。

木花 確かに、自分の実感がないとしっかりと話せないですよね。地元中越のことであればある程度のことは知っていますが、エリアが下越や上越になると、まだまだ知らないことだらけ。「地元にこんな側面があるんだ」「文化が違うんだ」という気付きを、取材を通して知っていけるのはやりがいの一つですね。

心臓部となるテレビ調整室で送出卓を操る佐藤アナウンサー。若手育成の傍ら、プロデューサーとしても現場を統括している

新サービスがスタート!
信頼できる放送をスマホでも

―― 新サービス「NHK ONE」とは?

佐藤 仕事柄、いつもニュースをチェックしているのですが、「NHK ONE」に登録することで、どこにいても全国のニュースを見ることができ、見逃し配信では気になったシーンに戻って見ることもできます。受信契約をしていれば追加料金はかかりません。

木花 「新潟ニュース610」では児童画廊というコーナーなどでお子さんを取り上げる機会もあるので、県外にいる親族にお子さんの活躍を見せる手段にもなります。

佐藤 スマートフォンで気軽に視聴できるので、リアルタイムで結果が気になるスポーツ観戦にも非常に便利。もうすぐ冬季オリンピックもありますから、ご活用いただきたいですね。

―― 最後に、今後の展望を教えてください。

木花 「新潟ニュース610」のキャスターとして、これからも新潟の魅力をニュースでお届けします。そのためにも、キャスターである私も日々しっかり取材も行い、県民の皆さまのニーズにかなうような話題や情報をたくさん発信していきたいです。

佐藤 私は木花君と同じ思いを人材育成の立場で実現したい。情報があふれている今だからこそ、信頼される情報を届け続けていく必要があります。その原点は開局当時から同じです。良い伝え手を育てていきます。

必要な情報が埋もれることなく伝わるように、声色や間の取り方まで意識しながら視聴者に向かって話す木花アナウンサー


NHK新潟放送局
住所|新潟市中央区川岸町1-49[地図]
電話|025-230-1616
HP|https://www.nhk.or.jp/niigata/