私たちを魅了してやまないクレープ。生地の食感、具材も個性豊かで、お店ごとに多種多様な味わいがあります。そもそも、クレープはどこの国で生まれた食べ物なのか、といった豆知識を交えながら、クレープのおいしいお店をご紹介します。
知っているようで知らないクレープのエトセトラ
〈お話を聞いたのは〉 ラフォーレ・ガリさん

好きなクレープの具材は、シンプルなチョコソース!
profile
フランス出身。2014年に日本に移住。2021年に新潟市東区に子ども英語教室「A pied(アピエ)」をオープン。フランス家庭料理講座の講師を務めたこともある。
クレープの本場はどこ?
クレープは、フランス北西部にあるブルターニュ地方の食文化の中で発展したといわれています。小麦が育ちにくい地域でそば粉が栽培されるようになり、日本のような麺状ではなく薄い生地にしたガレット(そば粉クレープ)や菓子などで食べられるようになりました。後に、小麦粉で作るクレープが広まったといいます。
クレープとガレットの違いは?
この二つは似ているようで異なる別物。そば粉で作られるガレットは、こんがり香ばしそうな色の生地にハムやチーズなどを四角く包んだものが主流です。フランスでは、スイーツではなく食事メニューとして捉えられています。一方、ジャムや蜂蜜を付けて食べるクレープはスイーツの位置付けです。
フランスと日本のクレープの違いは?
日本では手で持って食べるのが一般的ですが、フランスのクレープリー(専門店)では、主にお皿にのせて提供されます。また、何枚でも食べられるよう味付けやトッピングをシンプルにしているのも日本とは異なるポイントです。
アンティーク空間でいただく華やかガレット
Creperie cafe Hanasaku(クレープリーカフェハナサク)│新潟市西区│
昨夏、新潟の歌人・山田花作(はなさく)ゆかりの民家にオープンしたガレット専門店のハナサク。山田花作はオーナー・山田ゆみさんの夫の曽祖父にあたる。大阪でパン・料理講師を務めてきた山田さんが作るガレットは、義母との思い出の味。「フランス居住経験のある義母が、よく朝食に作ってくれました。新潟はおそば屋さんが多いのに、意外とガレットのお店がないなと思ったのが店を出したきっかけです」。3種類の新潟産そば粉をブレンドした生地は、表面はカリッと香ばしく、中はしっとり。新潟の旬の素材をトッピングしたメニューが季節ごとに登場するので、訪れるたび新鮮な味との出合いがある。
■ガレット・デ・フルール〜越後姫と季節のベリー 1,450円

越後姫を使った新作ガレット。手作りカスタードも絶品。生地は歯切れがよく、さっぱりといただける

クレープマシンはフランス製。こんがり焼き目をつけたらバターを塗って焼き上げる

調度品や食器は義母がフランスで愛用していたもの。床の間には花作の掛け軸が飾られている


Creperie cafe Hanasaku
住所|新潟市西区小針上山6-5[地図]
電話|070-5657-8739
時間|11:00~17:00
定休|毎月1日ごろから2週間営業 ※営業日はインスタグラムで確認を
インスタグラム|@hanasaku_8739



