皆さん、お元気ですか?
TOKU の assh コラム、13回目です。
今回も春のパリで書いています。
前回のコラムを書いていた時とあまり気温は変わらないという感じでしょうか。
この1週間ほどは、
とはいってもパリにいるのですから、いられるうちにいろんな音を聞きに行ったり友人に会ったりと、日本にいる時よりアクティブに行動している日々です。
今回こっちに来てすぐのタイミングでまた新たな紛争が始まりました。この紛争が起こる可能性についてネットで警鐘を鳴らす人が複数いたのでなんとなく起こるかもなとは考えていましたが、実際に起こるとなんともやるせない気持ちになります。
今回の大義名分はなんなのだろうとか、本当に起こらなければならなかったのかとか、この紛争に対する専門家たちの見解をネットでいろいろ探ってみます。
正しい歴史を知ることはこの先に何が起こるかを紐解く大きな鍵です。自分はまだまだ知らない方ですが、学校で学んだ歴史というのはかなり歪んでいるものだというのは今ははっきりとわかります。それだけで物の見方がガラッと変わります。そして次第にそこに潜む真実が見えてきます。真実は決して自分からは出てきません。
「はい、これです!」とわかりやすくその姿を見せてくれることはまずありません。誰にとっても一目瞭然という形で表れてくれたら誰もが同じ見解を持てる、それに越したことはないのですが、そう簡単にはいきません。
長きに渡って巧妙に、何重もの仕掛けを張り巡らせ、前に出てこないように仕組まれています。万人が知ってしまっては都合が悪くなる人によって隠されています。なぜそれが出来るかといえば、どんな国力よりも力を持っている人たちだからです。
こんなこと書くと一体TOKUはどうしたんだと思われるかもしれませんね(笑)。このコラムが始まって途中から変なことを言い出したな、なんてね。決して変なことではありませんよ、僕は至って正常です(笑)。そのうちより見えやすい形で、徐々にかもしれませんが皆さんの前に表れてくるでしょう。気をつけていればきっとわかります。
前にも書いたかもしれませんが、常識なんて本当に儚いものです。あっという間に崩れます。
それを踏まえていればわかるのではないかなあと思います。
さて、パリです!
本当にこの街はいろんな刺激に満ちています。
常に自分の想像を超えていろんなことが起こります。飛び上がるくらい嬉しいことがあれば、次の日にはどん底に落とされるような気分になります。どうしても自分の中での感情の起伏が激しくなります。でもこんな体験ができることを幸せに思い感謝しながら日々を過ごしています。
まあそれにしてもいろんな人がいます。フランス人という人種は本当に様々です。ヨーロッパですからいろんな系統の血筋の人がいますし、もちろん考えなども様々、そして議論好き。
ですが、いつも感じるのは自国に対する誇りを強く持っていること。それは時に人に対して強すぎるくらいの態度で表されますが、それが誇り高きフランス人であることです。日本人とは表現の仕方が違います。だからこそ、以前にも書いたように相手の気持ちを忖度せずに思ったことをそのまま言葉にする傾向が強いんでしょうね。日本だとクセの強い人だと思われたり、嫌がられたりするでしょうね。違うっておもしろいです。この違いを受け入れることができる人ならばどんな所に行こうと人生を楽しめるんだろうなあと思います。
僕はもちろん受け入れているからこそフランスで楽しく過ごすことができるのですが、全てを受け入れる人というわけではありません。最近特に問題になっている、日本での移民問題。移民受け入れが悪いと言っているわけではありません。他国に来て自分たちの文化を受け入れろと一方的に主張する、これはいけませんね。そこにはリスペクトがありません。リスペクトがあるならばそんなことは言えないはず。ましてや他の国で、その国から援助を受けて生活しているのに自分の宗教や慣習を押し付けたり、それを日常的に行おうとする行為は決して許されることではありませんよね。
仏教では他の星から来た人でさえも受け入れようと説いています。でもそれはリスペクトがあってのこと。
明らかに行き過ぎた多文化共生など受け入れられるわけがありません。受け入れる必要もありません。
僕たちにはこの唯一無二の日本の文化を継承していく義務があります。それは他の国の人たちとて同じこと。
結局のところ、こういう理解不可能なことが起こる背景には大きな力が働いているんでしょうね。先ほど書いたことです。でもこれについて書き出すととんでもなく深いところまで行ってしまうのでやめておきます(笑)。
まだあんまり明るい話をしてないですねー。
「やあ、いい感じのサウンドで吹いているねえ。」
「やあ、ありがとう。」と僕。
「良かったら一緒に練習しないかい?あの高架下で吹いてるから、いつでも気が向いたら来てくれよ。」
「うん、知ってるよ。ぜひ、自分の練習をある程度終えたら行くよ。」
というやり取りがあってそれぞれの時間に戻ったのですが、気付いたら彼はもういなくなっていたのです。あらら、と思ったのですが、またそのうち会えるだろうと思って1週間くらい経ったころに再会できました。
それから何度か彼と彼のカラオケに合わせて一緒に練習しました。共通に知っている曲がたくさんあってとても楽しいんです。こんな出会いもあるパリです。
今回のパリではライヴの数が10本近くあり、
バーで開いたライヴは、ロシア人シンガーでピアニストのOlinkaとの共演が4本くらいありました。彼女とは、ニューヨークの旧友でもあるトランペッターの紹介で知り合いました。彼女の魅力は独特な作風とその声です。いつもその場で曲を決めていくスタイルも好きで、僕は声では歌わずフリューゲルホーンだけでその場の音に華を添える役です。時にはホーンセクション、時にはオーケストラをイメージしながら、いろいろと試します。これは日本ではできないこと。それをできるのがいつも楽しいのです。
久しぶりに自分のレパートリーを演奏するライヴもありました。ドラマーの友人が誘ってくれて、一度会ったことのあるピアニストと、ライヴの日に初めて会ったベーシストとの4人で演奏しました。たくさんの方が会場に来てくれて土曜日の夜ということもありほぼ満席。友人も何人か足を運んでくれました。
特にこの日会えて嬉しかったのは、2018年にキューバに行った時に知り合った世界的なピアニストのエルナン・ロペス・ヌサさん。ハバナに着いて次の日の夜に、今活躍中のピアニストでエルナンさんの甥っ子、ハロルドとのセッションで出会いました。ロペス・ヌサ・ファミリーといえばキューバでも有名な音楽一家で、エルナンさんのお兄さんがドラマー、そしてその息子2人の一人がハロルド、そして弟はドラマーという家族。2019年にブルーノート東京でファミリーが公演を行った時に再会しましたが、ファミリー揃ってのステージは圧巻でした。それからエルナンさんとは一昨年パリで開かれたハロルドのライヴを聞きに行った時以来の再会でした。当日の昼間に、突然パリにいるから聞きに行くよとのメッセージが来て、飛び上がるくらい嬉しい気持ちで会場入りしました。
この夜はライヴ終了後にジャム・セッションがあり、そこでエルナンさんと久しぶりに一緒に音を出しました。エルナンさんはもう70歳近いですが演奏は昔の録音と変わりなく淀みのない、技術的にも圧倒的なものでした。ひえーーすごい!と思いながらのセッション、幸せでした!
今回の滞在のハイライトはアルバムのレコーディングです。僕のアルバムではなく、パリ在住のミュージシャン達とニューヨークからのミュージシャンと、今年生誕100周年を記念するマイルス・デイビスへのトリビュート・アルバムを作ろうというプロジェクトです。
スケジュールの都合もありチャンスは1日だけ、前の日に軽くリハーサルをやり、次の日の1日だけでアルバムの全曲を録ります。かなりエキサイティングなことになりそうです。
この模様は次回のコラムでお伝えしますね!
紛争が始まった数日後の月曜日の夜半近くに、
そこでは深夜までポジティブなエネルギーとともに熱い音が鳴っていました。
いろんなことが頭の中を過ぎる中で、そこに居られることに感謝しました。
皆さん、どうぞ気をつけて、楽しくお過ごしくださいね。
ではまた!
Peace,
TOKU










