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2026.08.26 life

構成次第でトロピカルにも端正にも 変幻自在なクルクマ

エリア

新潟市

慌ただしく過ぎていく日常にも、ふと立ち止まって季節の移ろいを感じる時間を持ちたいですね。四季折々の花のすてきな飾り方を、Green & flower fuller(新潟市江南区)の平野保志さんに教えていただきます。


Seasons in Bloom――
夏になると、お花屋さんに並ぶ花の顔ぶれも少しずつ変わってきます。鮮やかな色や個性的な形、どこか南国を感じさせる花が増えてくるのも、この季節ならでは。そんな夏の花の中から、今回はちょっと不思議な姿が目を引く「クルクマ」をご紹介します。

クルクマはショウガ科の植物で、タイなどの熱帯アジアが原産。暑い地域で育つ植物なので、日本の夏にも比較的強く、この時季のお花屋さんには欠かせない花のひとつです。花のように見える部分は、実は「苞(ほう)」と呼ばれる葉が変化したもの。その重なり合った独特の姿もクルクマの魅力です。

さまざまな色合いのクルクマ

クルクマというとピンクのイメージが強いかもしれませんが、白やグリーン、濃いピンク、少しくすんだ色合いなど種類もさまざま。大きさや形にも違いがあり、並べてみると同じクルクマでもそれぞれに違った表情があります。

そして今回おすすめしたいのが、少ない花材で楽しむ夏の花飾りです。クルクマは一輪でも存在感があるので、季節の草花やグリーンを少し添えるだけでも十分に雰囲気が出ます。お気に入りの花瓶に気軽に生けられるのもいいところです。

クルクマの存在感を生かしたシンプルなアレンジ

もうひとつは、クルクマを使った花束に。個性的な葉や実もの、夏らしい花を合わせることで、少し大人っぽく、どこかトロピカルな雰囲気に仕上げました。合わせる花材によって印象が大きく変わるのも楽しいところです。

クルクマをトロピカルな雰囲気の花束に

夏はどうしても花持ちが気になります。でも、たくさん飾るのではなく「好きな花を少しだけ」という楽しみ方もあります。花の数を減らすことで、一輪一輪の形や色にも自然と目が向く気がします。暑い夏だからこそ、その季節に合った花を無理なく、気軽に。クルクマと一緒に、夏の花のある暮らしを楽しんでもらえたら嬉しいです。

【使用花材】
白系花瓶クルクマ、ルドベキア、スモークグラス
緑系花瓶クルクマ、ガーベラ、ジニア、アジアンタム
花束クルクマ、ケイトウ、バラ、ヒペリカム、丸葉ルスカス、カラテア 


Green & flower fuller 店主 平野 保志さん
新潟市出身。アパレル業界で長く勤めた後、「自分で商売をしたい」と帰郷。花屋での修業を経て、2010年に新潟市江南区に「Green & flower fuller」をオープン。若い頃はプロを目指したバンドマンで、今も音楽鑑賞が趣味。
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