加茂紙から生まれる繊細な切り絵。和紙の風合いと遊び心あふれるデザインが、暮らしに小さな彩りを添えてくれる。
新潟県の伝統工芸品に指定されている「加茂紙(かもがみ)」を使い、繊細な切り絵作品を生み出すhiro.(ひろ)さん。鯉のぼりや雪椿などの地元・新潟ゆかりのモチーフから、カフェの一場面、四季折々の風景まで、身近なものを愛らしいデザインに仕上げている。

季節や気分に合わせて飾りたい、加茂紙を使った額縁入り切り絵(600円~)。サイズや絵柄によって価格は変動
子育て中心の生活を送っていたhiro.さんが、切り絵を始めたのは2019年。図書館で行われたワークショップへの参加がきっかけだった。昔、仕事で使っていたデザインナイフを久しぶりに手にし、手作業で形にする楽しさを再発見。5年前に本格的に制作を始め、地元で作られた加茂紙を使うようになった。
昔と変わらない手仕事で、一枚一枚すき上げられた加茂紙。時にはその白い和紙をインクで染め、作品に合う色合いを表現するのもこだわりだ。「まずはきれいに切ることを大切にしています」と話すhiro.さん。デザイナーの経験を生かし、細部まで丁寧に仕上げる。同じデザインでも一点一点に微妙な違いがあるのも魅力。カフェシリーズのサイフォンコーヒーの絵柄は、一点ごとにコーヒーの量まで少しずつ変えているのがポイント。そんな遊び心も集めたくなる理由の一つだ。

縁起のいい吉祥文様などをあしらった、加茂紙を使ったポチ袋(400円~)
「自分が切り絵をやるとは思ってもみませんでした。これまでの経験が今に役立っていると感じます」。そう笑顔で語るhiro.さん。加茂紙の歴史を大切にしながら、新たな表現に挑戦し続けている。

加茂紙を使った栞(900円~)。裏面にも切り絵を施した、細部までこだわりが光る一点もの。新潟県加茂市のお土産や本好きへの贈り物に

切り絵 hiro.さん
新潟県加茂市出身。東京都内のデザイン専門学校を卒業後、出版社などでグラフィックデザイナーとして雑誌制作に携わる。結婚、出産を機に帰郷。ワークショップで切り絵の面白さに目覚め、2021年から切り絵作家として活動。
切り絵 hiro.
インスタグラム|@7713hiro
【取り扱い店舗】加茂土産物センター、加茂七谷温泉 美人の湯(加茂市)
新潟日報メディアシップ1階「インフォメーションセンターえん」にて展示販売:~12月29日(火)



