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2024.08.06 life

夏を涼しくするグリーンインテリア / LIFE UP

エリア

新潟市

夏に涼感を与えてくれるグリーンの飾り方を細川洋蘭農園(新潟市江南区)の細川実幸さんに教えていただきました。

教えてくれた人 細川洋蘭農園 細川 実幸さん
細川洋蘭農園・専務。フラワーコーディネーター。父が開業した同園を夫と共に継ぐ。毎月店内で開催している寄せ植え教室の講師を務めている。店で販売している植物や雑貨などの仕入れも担当。4人の子どもの母。
https://hosokawayo-ran.com/

植物の葉が持つフレッシュな魅力を室内に取り入れて

夏は、植物の葉の緑色を主役にした飾り方をすると、爽やかな空間が生まれます。手軽なのは、苗をガラス瓶やコップなどに生ける水栽培。細くてシュッとしたオリヅルランと、丸葉が集まったツル系のシュガーバインなど、葉の形が全く違うものを組み合わせるとメリハリがついてうまくまとまります。購入した苗の土を落とし、根を水洗いしてから生けますが、土を扱うのが苦手な場合は、既に土を落としてある水栽培用の苗がホームセンターなどで販売されているので、活用してみてください。

水だけで不安に思う場合は、ハイドロボールなどのセラミック素材を使ったハイドロカルチャーという栽培もお薦め。虫が付きにくいので、室内鑑賞向きです。

寄せ植えも、夏はグリーンを基調にしたものが人気。ふ入りの葉を取り入れると、デザイン性が高まります。また、白やシルバー系の植物を組み合わせたホワイトガーデンの寄せ植えも、とても涼やかな印象です。

また、夏の植物トラブルで多いのは、室内で育てている観葉植物をいきなり外に出して日光浴させること。急な環境変化に耐えられずに、南国の植物でも日焼けをして大きなダメージを受けてしまうので注意してください。

ガラスのハンギングポット(つるし鉢)は見るからに涼やか。シュガーバインとオリヅルランの場合、半日陰に置き、2~3日に1回は水替えを。左奥のポットは多肉植物のホヤ。程よく日が当たると葉が緑から白、ピンクに変化する

グリーンの飾り方

ふ入り葉のランタナを主役にした寄せ植え。レモンやライムをイメージさせる爽やかさが、夏にぴったり

水栽培も、植物の組み合わせと器によって寄せ植えのような印象に仕上がる

水に強いセラミック素材をガラス瓶に入れたハイドロカルチャー栽培。植物に安定感も出る

庭や鉢植えで伸びている葉を摘んで、小さな花器に挿すだけでもすてきなインテリアに。こちらはミントの葉を生けたもの