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2024.10.06 visit

【特集】秋の宵のあかりまつり / たがみバンブーブー

エリア

中越

秋の夜を温かに彩る「あかり」イベントが新潟県内各地で開催されています。地域の知られざる魅力を発信するものや震災復興の感謝を込めたものなど、成り立ちはさまざま。それを知れば、あかりがますます美しく輝いて見えること間違いなしです。


竹林で楽しむアートなあかり

地域の宝をバンブーアートで発信

「たがみバンブーブー」は、新潟県田上町の竹で作った「竹あかり」で町内各地を彩るイベント。メインとなる竹林会場のほか、豪農の館「椿寿荘」、道の駅たがみ、湯田上温泉の協力旅館で見ることができる。

田上町は竹の名産地だが、その知名度の低さが悩みの種だったと、同イベントのプロジェクトマネージャーを務める馬場大輔さんは語る。そこで竹を使ったイベントを立ち上げ、町や特産品の魅力を発信したらどうだろうかと考え、建築やものづくりのプロらが集まる地元商工会青年部とともに、実施に向けて動き出した。各地で行われている竹あかりイベントとは違う仕掛けをしたいと、全国で竹あかりイベントを手がける総合プロデュース集団「CHIKAKEN(ちかけん)」とコラボ。放置竹林を整備し、バンブーアートの会場にするという「全国でもおそらく田上だけ」というイベントを立ち上げることに成功した。

大地の芸術祭にも参加している美術家、髙橋匡太(きょうた)さんによるあかり作品。繊維メーカーから廃棄する切れ端を譲り受け、地元の小学生とともに竹に巻き付けた

竹あかりで作られた竹林会場のゲート

田上町の豪農、田巻家の離れ「椿寿荘」では座敷から作品が鑑賞できる

次世代に可能性をつなげる

開催に当たっては、竹の切り出しや穴開け、設置などに地元の人たちが参加し、一緒に作り上げた。「大人だけでなく、子どもたちも何かしら関われるような仕掛け作りをしています。このイベントを通して町の魅力に気付いてくれた次世代に、地域の可能性をつなげていきたい」と馬場さんは抱負を語った。

模様を施した竹をライトアップするだけではなく、竹林そのものをアートステージとして、球体のオブジェや大型のゲートを設置するなど、さまざまな仕掛けを演出。また開催3回目となることしは初の試みとして、土・日・祝日に竹林で夜市を開き、飲食も楽しむことができる。またイベント終了後の10/15(火)・16(水)には、ライトアップされた竹林で屋外サウナを開催する予定だ。

穴開け作業に熱中するボランティアの皆さん

プロジェクトマネージャーの馬場大輔さんは、道の駅たがみの駅長でもある

 


開催期間
9/14(土)〜10/14(月・祝)
開催地
有料会場:たがみバンブーブー竹林(新潟県田上町原ヶ崎運動広場脇)[地図]、椿寿荘[地図]
無料会場:道の駅たがみ
協力施設:湯田上温泉協力旅館(軒先のみ観覧可能)
時間
竹林、椿寿荘、湯田上温泉協力旅館18:00〜20:30
道の駅たがみ18:00〜23:00(店舗は20:30まで)
料金
竹林:オンライン販売1,000円、現地販売1,500円
椿寿荘:現地販売800円 ※中学生以下無料
問い合わせ
たがみバンブーブー実行委員会事務局(田上町商工会内)
電話|0256-57-2291
WEB|https://michinoeki-tagami.jp/?mode=f31

 

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