秋の夜を温かに彩る「あかり」イベントが新潟県内各地で開催されています。地域の知られざる魅力を発信するものや震災復興の感謝を込めたものなど、成り立ちはさまざま。それを知れば、あかりがますます美しく輝いて見えること間違いなしです。
2万本の竹灯籠が揺らめく幻想的な夜
料亭や古民家が立ち並び、城下町の風情を残す新潟県村上市の安善小路と周辺地区。「チーム黒塀プロジェクト」は、時代とともに変化した街並みにかつての趣を取り戻そうと始まった。多くの市民の協力を得て、現在「黒塀通り」と呼ばれる昔ながらの趣あるかいわいを舞台に行われているのが「むらかみ 宵の竹灯籠まつり」だ。きっかけは今から20年以上前。大分県臼杵市の竹灯籠イベントに感動した黒塀プロジェクトの中心メンバーが、既に黒塀通りの店舗で竹灯籠を飾っていた割烹の店主と共に実行委員会を作り、2002年に立ち上げた。
現在、実行委員長を務める澤治さんは「手弁当でボランティアの協力を得て行っている。大変なことも多いが、一度あの幻想的な景色を見ると途絶えさせたくないという気持ちになる」と話す。現在はなんと2万本に及ぶという竹灯籠のあかりが村上の夜を彩る。当日は約10カ所の会場でジャズなどの演奏も行われる。
開催期間
10/12(土)〜13(日)
開催地
新潟県村上市安善小路(黒塀通り)周辺[地図]
時間
16:30〜20:30
料金
無料
問い合わせ
村上市観光協会
電話|0254-53-2258
WEB|https://taketourou.com
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