東北電力新潟支店は8月20日(火)に、新潟県内の小学生親子を対象とした上越火力発電所(上越市)の見学会を開催しました。当日は11組24人が参加。
参加者は発電所構内の見学やサイエンスショーを楽しみました。
電気はどうやってつくられているのかな?
みんなで探検!上越火力発電所
2022年12月に営業運転を開始した上越火力発電所。「最新鋭の発電所」と聞いて子どもたちも保護者の皆さんも興味津々。まずは、発電所の仕組みについてクイズ形式で説明を受けました。上越火力発電所は、世界最高水準の発電効率で燃料と二酸化炭素を大きく減少させたことや、発電で二酸化炭素を出さないものの、天気により発電出力が変わる不安定な太陽光や風力発電をバックアップする役割を担っていることなどを写真やイラストを見ながら学びました。
その後はいよいよ発電所本館の中へ。ここでは発電機やタービンの大きさと音にびっくり。屋外も探検し、発電時の熱を再利用するための排熱回収ボイラーや高さ136mの煙突なども見学しました。実際の設備を近くで見ることで、発電の仕組みやここで電気がつくられているということが、よく理解できました。
わくわくが止まらない!
驚きいっぱいのサイエンスショー
発電所内を見学した後は、「NPO法人新潟の科学・自然探偵団」によるサイエンス・サーカスが開幕。まずは、今回のツアーにちなんで、いろいろな電気のつくり方を紹介してくれました。モーターを回す方法のほかに、ソーラーパネルや電池のように化学反応でも電気をつくれることを実験で確認。備長炭を使ったバケツ電池も披露されました。
マイナス196度の液体窒素を使った数々の実験には子どもたちも大興奮。凍らせたボールを上から落とすと一瞬で粉々になりました。また、生卵をマットに向けて落とす実験では、ピタッと止まる衝撃吸収マットと高く弾む高反発マットの違いにびっくり。
最後は液体窒素で花やマシュマロを凍らせたり、空気砲で的を倒したりする遊びで楽しく科学を学びました。
迫力のドルフィンパフォーマンスも見たよ!
「上越市立水族博物館うみがたり」
新潟県上越市の見どころは発電所以外にも。夏休みの思い出にと立ち寄った「上越市立水族博物館うみがたり」。ドルフィンパフォーマンスでは、水しぶきが上がるイルカの大ジャンプや、トレーナーと息を合わせて泳ぐ水中ショーに歓声が沸いていました。マゼランペンギンの食事タイムや、かわいいクマノミやチンアナゴの展示、ふわふわ泳ぐ美しいクラゲなども満喫したようです。
参加者の声
「発電の仕組みはちょっと難しかったけれど勉強になりました(小3・男)」
「発電所の中はパイプや大きな機械がたくさんあってすごかったです(小3・男)」
「サイエンスショーの実験がとっても面白かったし、イルカもかわいかったです(小3・女)」
上越火力発電所 世界最高水準の発電効率を達成
上越火力発電所は、最新鋭のガスタービンを導入し、世界最高水準となる63%以上の発電効率の実現により、燃料消費量とCO2排出量を削減。電力需要に合わせた発電出力の調整や起動・停止等の運用性能が高い設備として、電力の安定供給はもとより、出力が変動しやすい再生可能エネルギーの導入拡大にも貢献しています。
諸 元 | |
出力 | 57.2万kW(一般家庭の約80万世帯分の使用電力を賄う) |
発電効率(発電端) | 63.6%(低位発熱量基準) |
発電方式 | コンバインドサイクル発電 |
使用燃料 | 液化天然ガス(LNG) |
営業運転開始 | 2022年12月 |
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東北電力新潟支店
住所|新潟市中央区上大川前通五番町84[地図]
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https://www.tohoku-epco.co.jp/pr/niigata/joetsu.html