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2024.11.05 activity

初心者向け、秋キャンプの勧め / LIFE UP

秋キャンプの楽しみ方や準備のポイントについて、スノーピークヘッドクォーターズ(新潟・三条市)の重村文椰(ふみや)店長に教えていただきました。

教えてくれた人 スノーピーク ヘッドクォーターズ 店長 重村 文椰さん
鹿児島県生まれ、東京都育ち。幼少期から父に連れられてキャンプに親しむ。大学生の時、初めてスノーピークのテントを購入。それを持って、友人と車でアメリカ横断も経験した。現在、新潟・群馬のエリアマネージャーも兼任。
HP:https://www.snowpeak.co.jp/locations/hq/


最適シーズン到来。快適半分、不便半分で楽しみましょう

秋は天候や気温的にキャンプにぴったりで、デビューするタイミングとしてもお勧めです。たき火はキャンプの醍醐味(だいごみ)でもありますが、春夏は暑すぎて楽しめない日も多い。一方、夜は肌寒いくらいになる秋は、家族や友人と火を囲んで過ごすのにちょうどいい。収穫の季節で、おいしいものがたくさんあるのもいいですね。

準備で意識したいのは、寒暖差への対応です。秋は、日中は長袖Tシャツ一枚で気持ちよく過ごせても、夜にはガクンと気温が下がります。寒さを感じると、気持ち的にも楽しめなくなってしまうので、防寒・防風の上着や秋冬用のシュラフ(寝袋)などの備えは必要です。今は、こうしたアイテムも機能がとても進化しているので、うまく活用して、「快適半分、不便半分」を意識すると、より楽しめると思います。

キャンプが全く初めてであれば、道具一式を貸し出してもらえるレンタルパックなどを利用するのもいいと思います。例えば、スノーピークでは「手ぶらキャンプ」といって、スタッフがレクチャーしながらテントを張ったり、火の使い方を教えたりするメニューがあります。最初に道具を全て購入するより気軽ですし、使い勝手を知る意味でも、まずはそうしたサービスで体験してみてはいかがでしょうか。

紅葉の木々を眺めながら、涼やかな空気の中で過ごす秋のキャンプは爽やかそのもの。日が落ちるのが早い分、たき火を眺めながら過ごす時間もたっぷり楽しめる。火を囲むと、その場にいる人同士の心が不思議と打ち解ける。その居心地の良さが、またキャンプに出かけたくなる魅力の一つ。

準備のポイント

①昼夜の寒暖差に対応するために用意したい「中間着」。薄手でジャケットの下に重ね着もできる。防風、保温効果あり

②たき火の際には「たき火台」が必須。直火は地面を傷めるほか、火災の危険もあるのでNG。着火の際は、専用材料や道具を活用するとストレスがない

③キャンプ飯の代表といえばバーベキュー。道の駅や直売所に立ち寄って、旬のもの、土地ならではの食材を調達するのもお勧め

④道具の中でも寝具は一番重要。快適さを重視し、季節にあったものを選ぼう。写真は羽毛を使った布団タイプ