折りたたまれたカードを開くと、中の紙が立体的に飛び出す仕掛けの立体グリーティングカード。
折り紙建築作家の木原隆明さん(73)が講師を務める講座「立体グリーティングカード~1枚の紙からアートな贈り物を届けましょう~」は、毎月第2金曜日、新潟市中央区の新潟日報メディアシップ教室で開かれている。
折り紙建築とは、1枚の紙に切り込みと折り筋を入れ、開くと建物が立体的に飛び出す作品。
講座では、折り紙建築の作り方を応用し、月ごとにテーマを変えてカードを作る。
12月は来年の干支、ヘビを題材にした正月飾り。受講生は図に沿ってカッターでケント紙に切れ目を入れ、とぐろを巻いたヘビが巳の字に飛び出すカードなど2種の作品を作った。
木原さんの本業は1級建築士。33年前に、建築家の茶谷正洋さんが始めた折り紙建築に出合い、弟子入り。
オーストラリアの歌劇場「シドニー・オペラハウス」といった世界の名建築を、折り紙建築で作った作品集を出版するほか、国内外でワークショップを開くなどしてきた。2020年には、折り紙建築による、子どもの能力開発への貢献を評価され、日本建築学会教育賞を受賞している。
「立体をイメージすることが大切。脳を活性化するので認知症予防にもなる。ぜひ気軽に作ってみて」と話した。
木原隆明先生
【完結】立体グリーティングカード~1枚の紙からアートな贈り物を届けましょう~
4月からは【第4日曜 10:00~12:00】で講座を実施します。
詳細・お申込みは2月下旬に新潟日報朝刊やHPでお知らせする予定です。