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2025.01.22 life

つややかな芽から活力 春待ち顔のヒヤシンス

エリア

新潟市

暮らしに花と緑があれば、きっと毎日がもっと心豊かになれるはず。
細川洋蘭農園(新潟市江南区)の細川実幸さんに毎月季節の植物をご紹介いただきます。


早春の花といえば、ヒヤシンス。
寒い時季に芽を出し、暖かくなってくるとゆっくりと咲いてくれて、花が開くと香りが素敵で!

ヒヤシンスを主役にカンパニュラ、ヒイラギ、ヤブコウジ、ウエストリンギアスモーキーを寄せ植え。スイセンやチューリップをプラスするとさらに春らしく

芽を出したヒヤシンスを中央に配置した寄せ植え

私はヒヤシンスが大好きで、春の寄せ植えとしてもよく登場させます。
もちろん、寄せ植えだけでなく水耕栽培もできるので、ヒヤシンスの楽しみ方はいろいろです。

かわいらしい鉢もそろいます

ヒヤシンスは、秋植え球根です。
耐寒性があるのでとっても強いです。
チューリップやムスカリと一緒に植えても大丈夫です。

紫やピンク、青、白など、花色も多彩なヒヤシンス。
球根の表皮が花色と同じような色なので、球根を見るとおおよその花色がわかりますよ。

よく見ると、表皮がわずかにピンク色の球根

通常は1球から1本の花茎が出ますが、大きな球根では、さらに1~2本の花茎が伸びてきます。
水耕栽培が容易で、すらりと伸びた白い根がまた素敵です。
透明な容器などにいれるとヒヤシンス全体が鑑賞できますよ。

すらりとした根も鑑賞できる水耕栽培

もちろん寄せ植えにも。
寄せ植えにヒヤシンスを入れてみると、春らしさがぐんっと出ますよ。

春らしさいっぱいの寄せ植え

寄せ植えに使う時の注意点は、ヒヤシンスが隠れないように、ちゃんと見えるように植えること。
他の植物でヒヤシンスが覆われてしまうと、カビが生えやすくなります。
ヒヤシンスの隣に植える植物は少し離して植えてみてくださいね。


細川洋蘭農園 細川 実幸さん
細川洋蘭農園・専務。フラワーコーディネーター。父が開業した同園を夫と共に継ぐ。毎月店内で開催している寄せ植え教室の講師を務めている。店で販売している植物や雑貨などの仕入れも担当。4人の子どもの母。
https://hosokawayo-ran.com/