花木の成長を自宅で観察できるカジュアルな盆栽。開花が待ち遠しい魅惑のグリーンインテリア「MASU MOSS」。
「身近な植物を社会に役立てられないだろうか」。その熱い思いから独自の苔栽培技術を編み出し、升と組み合わせて洗練されたデザインの商品を展開するグリーンズグリーン(新潟市中央区)。医学博士で、日本園芸協会認定の盆栽士でもある創業者を父に持つ佐藤靖也靖也氏が生み出した「MASU MOSS(マスモス)」の魅力は、単なる癒やしでは終わらない。「新潟市秋葉区で苔栽培を始めました。そこから全国の耕作放棄地の課題を解決しようと、2015年に会社を設立しました。その後、パリで開催された国際見本市でお披露目したのが『MASU MOSS』。日本より先にフランスでデビューした商品です」と、スタッフの齋藤明子さん。同年にはグッドデザイン賞を受賞。汎用性が高い苔の価値が見直されるきっかけにもなった。

「黒松」2合升5,830円、5号升8,800円。真っすぐ伸びる葉の格好良さ、丈夫で育てやすい点も好評
四つの角をカットしたオリジナルデザインの升は、岐阜県大垣市で生産された国産ヒノキの間伐材を使用。森林資源を活用させる持続可能な取り組みであり、環境対応型のブランドとして脚光を浴びる「MASU MOSS」は、一点一点枝葉の雰囲気が異なる点にも愛着が湧く。春に向けて人気が高まる桜の中でもあっという間に売り切れてしまうのが、希少品種の旭山桜。圧巻の美しさで春の訪れを知らせてくれる名品だ。

3月末ごろに見頃を迎える「旭山桜」2合升6,600円。愛らしいピンク色の花が開く
「苔玉のメンテナンスにも対応しています。育てやすく初心者でも始めやすいので、性別問わずギフトにもお薦めです」。地球にも優しい芸術的な苔玉盆栽。この春は満開の桜を自宅で育ててみてはいかがだろう。

葉が短く、自分でカットする楽しみがある「蝦夷(えぞ)松」5合升8,800円。初心者でもいろいろな樹形を楽しめる
展示販売のお知らせ
新潟市中央区の新潟日報メディアシップ1階「インフォメーションセンターえん」にて展示販売実施:4月1日(火)まで(予定)
齋藤 明子さん
新潟市出身。MASU MOSS事業部デザイナーとして、商品や広告デザインなどを手掛ける。苔玉作りも担当し、苗木の選定やワークショップの講師としても活躍。
グリーンズグリーン
住所|新潟市中央区女池7-19-11 G.lab NIIGATA 2階[地図]
時間|11:00~17:00
問い合わせ|info@greensgreen.jp
インスタグラム|@masumoss_news
HP|https://greensgreen.jp
オンラインショップ|https://masumoss.base.ec