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2025.04.16 activity

子どもたちも頼れる相棒! ファミリーキャンプのススメ

アウトドアの達人が、自然豊かな新潟県の楽しみ方を紹介するリレーコラム。今月はアウトドアやDIYで必需品の工具などを手がける角利産業株式会社(新潟県三条市)の木津正義さんが、ファミリーキャンプの楽しみ方をレクチャーします。


私が初めてキャンプをしたのは20年ほど前。友人とグループキャンプに行ったことがきっかけです。キャンプの楽しみは、ありきたりですが自然を近くに感じられること。日常生活では気づきにくい自然の音や香り、空気感を感じることができます。ファミリーキャンプではさまざまな出来事や思い出を共有でき、家では気づかないような子どもの成長を感じることができます。

思い出深い、初めての雪中キャンプ

初めて雪中キャンプをした時のことです。冬の新潟では貴重な晴れの日を狙ってソロキャンプに行きました。グリーンシーズンとは違う雪のフィールドに苦戦しながらもなんとかテント設営を完了!そして日が落ち、テント内で過ごしていた私が外へ出たところ、素晴らしい光景が飛び込んできます。真っ白なフィールドに浮かび上がるランタンに彩られた様々な色のテント。そして空には満天の星空!冬の澄んだ空気が生み出す絶景に魅了されました。以降冬キャンプにどっぷりとはまることになります。

雪中キャンプの夜

ファミリーキャンプでは子どもの成長を感じることができます。我が家の末っ子の初キャンプは1歳くらいだったと思います。年を重ねるごとに荷物運びができるようになり、料理の手伝いができるようになり、ペグ打ちに興味を持ち始め、小学校高学年となった今では巻き割り、火おこしやソロテントくらいであれば設営もこなします。家では「親」と「子」ですが、キャンプサイトでは「頼れる相棒」です。そんな関係を築けたり、成長をより感じることができたりするのもキャンプの魅力ではないでしょうか。

子どもでも簡単にまき割ができる、KAKUREGA「折りたたみ薪割りスタンドKOBUKI(木挽)」

道具を一気に揃えるとなると、かなりの出費になるため、なかなか踏み出しづらいですよね。まずはキャンプ場のレンタルを利用してみてはいかがでしょうか。実際に一度経験してみると、必要な道具のイメージもわきやすく、失敗が少ないと思います。キャンプの時だけではなく日常使いできるものを選ぶのもいいと思います。気分の上がる自分の「推しカラー」でまとめてみるのも楽しいですね。

パステルカラーがかわいい「パステルインフレーターマット」

災害時の備えにも 使い慣れておけば安心

キャンプ道具にはランタンや寝袋、マットなど有事の際に活用できるものも多いです。備えておくだけではなく、日ごろから使い慣れておくことでいざという時にもスムーズに使用することができます。

気候も過ごしやすくなり、虫も少ない春はキャンプを始めるにはいい季節だと思います。朝晩は冷え込むことも多いので、防寒対策はしっかりと。また春は天候が変わりやすいので、天気予報もしっかりチェックして、決して無理はしないことが大事です。

キャンプと出会い、今まで経験できていなかったことがもったいないと感じました。それ以降は、さまざまな新しい経験を求めて行動力や探求心が増したように思います。

新潟はとても恵まれた環境にあって、山、川、海といったさまざまなシチュエーションでキャンプやアクティビティを楽しめます。新潟のアクティビティにオフシーズンはありません。
夕日や焚火を眺めてビールを飲む。朝日を眺めてコーヒーを飲む。キャンプをしていて一番好きで大事にしたい時間です。


【プロフィール】
角利産業株式会社 木津正義さん
新潟県見附市生まれ。商品企画担当。防災士。休日はキャンプをはじめ登山、カヤック、釣り、スキーと年間を通してアウトドアを楽しんでいる。