
暮らしに花と緑があれば、きっと毎日がもっと心豊かになれるはず。
細川洋蘭農園(新潟市江南区)の細川実幸さんに毎月季節の植物をご紹介いただきます。
子どもの頃、小さなドールハウスにおもちゃを並べて遊んだ方も多いはず。
今回は、童心に返って楽しめる、絵本の一場面のような寄せ植えをご紹介します。
サボテン&多肉植物&雑貨を組み合わせて、物語を作ってみませんか。
上の写真は、長方形のブリキの器に小さいサイズのサボテンを中心に集めてみました。
サボテンの色は緑色っぽいのをチョイス。
小物にチーズを抱えたネズミを選び、宝箱にはにんじんを隠してみました!
ポイントは、雑貨や小物を置く前に、軽石の小粒を土が見えなくなるくらいにびっしり敷いたところ。
ちょっと凹凸を出したかったので、軽石の大粒をバラつかせています。
こちらの多肉植物の寄せ植えは、爽やかにしてみたかったので、白色の木箱をチョイス!
正面につぶつぶを垂らしてみたかったので、緑のビーズが連なるような「グリーンネックレス」をびっしり並べてみました。
ほかに、緑色を意識して、放射状に広がる葉が美しい「エケベリア」、まだら模様の肉厚な葉がユニークな「アドロミクス・ボルシー」、しま模様が特徴的な「ハオルチア十ニの巻」、黄緑色のつぶつぶがかわいい「ビアホップ」、葉色の濃淡が十字のような「クラッスラ属パーフォレータヴァリエガータ」、シルバーリーフが美しい「カランコエプミラ」を。
こちらはいずれも、ビロードのようになめらかで肉厚な葉が特徴の多肉植物。
2羽の鳥を飛ばしたかったので、巣をイメージして葉っぱがモフモフした茶系のものを集めて統一感を出しました。
上から時計回りに「チョコレートソルジャー」、その名の通りウサギの耳のような形がかわいらしい「カランコエ黒兎耳(くろとじ)」、平たい茶色の葉が特徴的な「カランコエ天人の舞」、「カランコエ星兎耳(ほしとじ)」、形がギザギザとした「カランコエファング」、「カランコエ月兎耳(つきとじ)」です!
多肉植物は、葉っぱ1枚から根っこが出てくるほど生命力が強いので、新しい株を増やすのも楽しいです。
冬場は暖かいお部屋がおすすめです。
細川洋蘭農園 細川 実幸さん
細川洋蘭農園・専務。フラワーコーディネーター。父が開業した同園を夫と共に継ぐ。毎月店内で開催している寄せ植え教室の講師を務めている。店で販売している植物や雑貨などの仕入れも担当。4人の子どもの母。
https://hosokawayo-ran.com/