凜とした空気、足元に広がる真っ白な世界。冬の自然を全身で感じるスノーハイクの魅力を、アウトドアショップ「WEST(ウエスト)」の松澤亮さんに聞きました。

教えてくれた人 WEST 本部(新潟店内) リテール・マネージャー 松澤 亮さん
新潟市出身。2004年よりWESTに勤務。約10年前にバックカントリースキーと出合い、自然のままの雪山に魅了される。スノーハイクインストラクター認定資格を取得し、新たなウインターアクティビティとしての普及に取り組んでいる。夏場はシーカヤックがお気に入り。
https://www.west-shop.co.jp/
真っ白な雪原を自由に歩く、新感覚アクティビティ
里山や公園、遊歩道などで冬の散策を楽しむスノーハイクは、これから注目の雪国の遊びです。スキーに似た形状ですが、かかとが固定されないため自由度が高く、また板の滑走面が抵抗のある素材でできており斜面も楽に登れます。スノーシューと間違われやすいのですが、いわば兄弟的な存在です。スノーハイクはスノーシューよりも雪の上での浮力に優れ、スライドするように動くので疲れにくいのが特長。慣れてきたら、下りは滑り降りるとスキーのような爽快感も得られます。
グリーンシーズンでは決まったルートを進むエリアも、冬になるとのびのびと道を描けるのがスノーハイクの醍醐味(だいごみ)です。真っ白な雪を踏みしめる感覚が心地よく、転んでしまっても、それもまた思い出になります。1回の所要時間は、1時間半〜2時間がお薦め。視界が悪い日は無理をせず、安全のためにも控えましょう。
長岡市の国営越後丘陵公園では、今シーズンからスノーハイクのレンタルを開始しています。2月下旬開催の「ながおかウィンターフェス2026」では、体験アクティビティも実施予定です。寒くなると家にこもりがちですが、思い切って自然の中に出かけると、冬ならではの楽しさを味わえますよ。

夏は青々と茂る十日町の美人林も、冬にスノーハイクで歩くと、枝の造形が際立つ別の表情が見られる。ウサギやカモシカの足跡や、春に向けて準備を始める植物の新芽に出合えることも。ふかふかの新雪から硬い雪面まで対応でき、冬のフィールドをより深く味わえるアクティビティとして注目だ
必要な装備と楽しみ方

①国産の「ブルーモリス」製の板。全長約130cmのワンサイズで、靴のサイズは約20cmから対応している。スキーの入門としても始めやすい

②板の滑走面は2種類。手前のシールタイプは抵抗が強く、スキー未経験などの初心者向け。奥のうろこ模様タイプは比較的滑りやすく、慣れた人向け

③靴は防水性が高く、足首が曲がるハイカットのソフトブーツを。ストックは長さを調節できるものが便利

④滑走面の抵抗で、斜面も直進で登れる。服装は保温性と速乾性を備えた、スキーやスノボのようなウエアがお薦め


