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2026.02.09 special

新年から東奔西走 奏で、味わい、語らう日々

シリーズ

TOKUのMUSIC LIFE

皆さま、お元気ですか?

僕の11回目の assh コラムです。

 

僕にとって人生初の鹿児島・屋久島でこのコラムを書いています。

屋久島での初公演、ギタリスト の小沼ようすけくんとデュオでのライヴです。彼は毎年秋に屋久島に来るのですが、僕が行ったことがないということで今回のツアーに屋久島での公演を組んでくれたのです。

 

皆さんはどんな2026年を過ごしていますか?

僕は新年が始まって何かと忙しい日々を送っています。

前回のコラムでピアニストの清塚信也くんの話をしましたが、彼の新潟公演に親父を連れて行ってきました。
とにかく素晴らしかった!

トークのおもしろさに定評がある彼ですが、演奏は超一流、りゅーとぴあという2000人のキャパシティのある会場で満席の中、もちろんマイクを通さない完全アコースティック状態のピアノ1台で会場の隅々まで音を届かせることのできる腕前の持ち主、いやあ感動しました!

トークではクラシックの作曲家たちの話を面白おかしく、でもわかりやすく解説してくれる。そしてお客さんたちをイジるイジる(笑)。こりゃリピーター続出ですよ。そして何よりクラシック音楽をもっと聞いてみようと思わせることができる、これは本当に素晴らしいことだと思います。

実は、清塚くんが新潟公演の前日にうちの実家に立ち寄ってくれました。そして親父と対面し、スタジオのピアノを弾いてくれた、これは本当に嬉しかった。そしてその前には地元の諏訪田製作所という、爪切りで世界的にも有名な工場を一緒に見学しました。その時に2人とも爪切りを購入、が、なんと清塚くんは僕にプレゼントしてくれました!

この模様は近いうちに彼のYouTubeチャンネル、「きよりんチャンネル」で公開されるのでお楽しみに♪ 

諏訪田製作所にて、爪切りを構える2人(笑)


それから年内最初の都内でのライヴがありました。六本木にある老舗のジャズクラブ・アルフィー。80′年代にオープンしたこのお店は変わらず六本木駅・麻布口を出たすぐ隣のビルの5階にあります。

大学を卒業して間もないころ、初めてアルフィーにライヴを聞きに緊張しながら行きました。その夜は、本田竹広さんという、もう亡くなってしまいましたが日本ジャズ界を代表するピアニストの方のリーダーライヴでした。ドラムにはアルフィーのオーナーでもあった、日野皓正さんの実弟である世界的な日野元彦さん、ベースはこれまたすごい人、世界的なポール・ジャクソンさん、トランペットに僕がファンの先輩、今や公私共に仲良くさせて頂いている五十嵐一生さん、サックスに臼庭潤さん、ブルースハープに今出宏さんという、ファンキーなセッションでした。ちょうど本田さんの新しいアルバムがリリースされた、その記念的なライヴだったと記憶しています。

 

僕に初めてのリーダーライヴをさせてくれたのはここ、アルフィーです。デビューする前の年、’99年の秋くらいだったと思いますが、その頃の模様は僕のデビューアルバムのプロモーション・ビデオで観ることができます。とはいってもメジャーレコード会社のものなので、もうどこでも観ることは出来ないのですが、、、

いつか公開できる時があればいいなあ。

 

さて、今年最初のライヴはピアニストでもある宮川純くんがオルガン、そしてドラムの菅野智明くんとのトリオで演奏しました。2人とも付き合いの長い、僕の音楽キャリアのなかでも重要な2人です。このトリオは去年初めてやってみてとてもいい感触を得ることができたので、去年の内にもう一度、そして今回が3回目というわけで、続けてみたいと思っています。オルガンという楽器はとても低い音域を出すことができるので、ジャズではベーシストのいない編成で演奏されることも多いのです。オルガンがハーモニー、そしてベースも担当し、ドラムがリズム、そして僕がフロントでメロディーを担当するというこのミニマムな人数でのサウンドは、僕の今までのキャリアではほとんどなかったのです。やってみてとても可能性を感じたので、将来的にアルバムを作ってみたいと思っています。首を長くして待っていてくれたら嬉しいです!

アルフィー終演後、宮川くん(左)と菅野くんと

 

1/18 () に久しぶりにビッグバンドとの共演が長崎の諫早市・諫早市文化会館でありました。

「諫早ビッグバンド・ジャム」と名付けられたこのイベントは、僕がジャズを始めるきっかけを下さった方・ドラマーの日髙潤也さん率いるAdvanced Music Gallery(AMG) というビッグバンドと、諫早市のシティ・ジャズ・アンサンブルというビッグバンドのコラボレーション企画で、3年前の第一回も参加させていただきましたが、今回の第二回にも是非ということで再びの参加となりました。

僕の両側にそれぞれのビッグバンドが控え、曲によってどちらかが、また2つのビッグバンドが同時に演奏するという贅沢な企画。曲目は往年のビッグバンド・アレンジによるナンバー、そして以前にAMGとレコーディングしたナンバーもお送りしました。久しぶりに歌うナンバーもあって僕も大いに楽しみました。

前日入りしてリハーサル、その後の懇親会で打ち解けた次の日の本番だったので、メンバーの皆さんも緊張しつつも楽しんでいた様子、たくさんの演者の集まるイベントも楽しいですね。

お客様も大変に楽しんでくれたようで、また次の機会があればと話しながらのお別れでした。

日髙潤也さんと。この方についてはまたじっくりと書かなければ!


1/19
から、ギタリスト ・小沼ようすけくんとのデュオ・ツアーのスタートでした。大阪・梅田のジャズ・クラブ「Gallon」で合流しサウンドチェック、去年の9月以来の2人での音を楽しみました。ここは元々「Mr. Kelly’s」という名前で長年にわたって様々なミュージシャンが出演したところでしたが、オーナーさんが変わって名前を変えて営業を再開し2年目というお店。

好きなお店のひとつだったので、またこの空間に足を踏み入れることができて何よりでした。

ミュージシャンにとって表現する場所があるというのはとても貴重なこと、この場所を残してくれてありがたい思いです。

大阪・梅田のジャズ・クラブ「Gallon」


1/21
に静岡・浜松市に移動して「Bistro Hillman’s」という小さなレストランで演奏しました。ここはようすけくんの紹介で何度か訪れているところ。お食事がすんごく美味しいお店です。ライヴハウスではありませんが、ここでの演奏はいつもマジカル。

オーナーの佐藤さんは本当に人生の楽しみ方を知っておられる方。全ての物事をポジティブに捉えてオープンに人と接する素敵な心の持ち主です。ようすけくんの縁で始まったここでのデュオはいつもちょっと特別な夜になります。集まる方々もどこか個性的な方ばかり。そして音楽が大好き。終演後のお食事の時間も毎回の大きな楽しみのひとつです。そしてお茶に精通している佐藤さんが入れてくれる台湾や中国のお茶が本当に美味しいんです。新しいお茶の楽しみ方を教えてくれました。

オーナーの佐藤さんと


1/23
は名古屋の老舗ジャズ・クラブ「Jazz Inn Lovely」でのライヴ。僕もようすけくんもデビューのころから付き合いのあるお店です。

名古屋「Jazz Inn Lovely」でのライヴ

 

浜松市で鰻を堪能してから移動し、夕刻に到着してサウンドチェック、向かいの系列店「Donna  Lee」で腹ごしらえするのがいつものコース。

ここの青じそのピザが僕のお気に入りです。

ライヴはまたいつものLovelyの独特の音環境を楽しみながらゆったりと終了。

終演後、名古屋の友人ミュージシャンが何人か駆けつけてくれて、再会を楽しみました。

終演後ミュージシャン達と語らう僕。左は名古屋在住の素晴らしいピアニストの後藤浩二くん。そしてたまたま名古屋にいた宮川純くんも駆けつけてくれました


ここでツアーは少しお休み、僕は東京に、ようすけくんは関西へ、また27日に福岡で合流する日まで数日のお別れ、僕は夜の渋谷「Body&Soul 」でのライヴに備えて東京に向かいます。

この日は久しぶりにピアニストの石井彰さんとの共演です。ベーシストは楠井五月くん、ドラマーはこれまた久しぶりの共演、札幌出身の高橋直希くん。リハーサルで音を出してすぐに良い感触を得て改めて石井さんの素晴らしさに感動。そして若手の2人もゴキゲンな演奏を繰り広げてくれたのでした。

実は、石井彰さんとは今月レコーディング予定の僕の新しいアルバムで共演します。なので石井さんについては次回でレコーディングの感触とともにお伝えしたいと思います。いやあとにかくいつも深いところに連れて行ってくれるピアニストなのです。この人と音を残せることが本当に嬉しく思います。レポートをお楽しみに!

  

さて、1/27 に無事に小沼ようすけくんと合流しツアー後半がスタート。博多・大名の「Rooms」は福岡市でライヴをやるならここというくらいに馴染みのお店。音楽好きのオーナー・斉藤大輔氏の音楽愛が伝わる、僕もようすけくんも好きなところなのです。斉藤さんはピアニストでもあり、僕とここで共演したこともあります。

後半初日のこの日も2人での演奏を堪能、斉藤氏と博多の美味しいものを食べに行って次の日に備え早めに宿泊先へ。

終演後、オーナーの斉藤氏とゆっくりご飯


1/28
は久しぶりに佐賀市でのライヴ。地元で精力的にライヴハウスを数店舗経営する吉田さんと久しぶりに再会し、この夜もじっくりと演奏を楽しみました。ローカルのミュージシャンがオープニング・アクトを務めてくれてステージをあっためてくれました。これまたいい雰囲気を持った方たちで良い出会いでした。


終演後はこの日の宿泊先に移動、熊本県の水俣市まで2時間の夜走り。Tojiyaという山の中にある温泉宿に深夜に到着し、温泉で疲れを癒やしました。ここのお湯が最高に気持ちよくて感動!

温泉好きもあって今までたくさんの温泉に入ってきましたが、人生ベストくらいの気持ち良さでした。お風呂から上がり、すぐ隣を流れる川の音が気持ちいい部屋から、夜空を見上げるとたくさんの星!しばらく見ていると流れ星が2つ、もう嬉しくてなかなか寝る気持ちになれませんでしたが、布団に入ると川の音とともに心地よい眠りにつきました。次の日はオフ、久しぶりにゆっくりとこの宿の周りで過ごしました。若いオーナー夫婦のお子さんが僕の楽器を不思議そうに見ていたのがとても可愛いくて心に残っています。

熊本・湯の鶴温泉「温泉ゲストハウスTojiya(とうじや)

川沿いに温泉宿が軒を連ねる湯の鶴温泉


1/30
は鹿児島市でライヴ、去年10月の「鹿児島ジャズ・フェスティバル」以来、珍しくそんなに間をおかずに数カ月ぶりの鹿児島市でした。「かごジャズ」の影響もあり、有難いことにこの日はソールドアウト公演。ちょうどNHKのクラシックTVの放送が前夜にあったこともあり、当日の問い合わせも多かったとのこと、テレビの影響の大きさを改めて実感しました。

終演後はプロモーターとスタッフ何人かで美味しいものを食べに。鹿児島の土地のものも本当に美味しいものばかり。いつも楽しい打ち上げを終えて宿泊先へ。

 

1/31は、いよいよ人生初の屋久島へ。

昼間にトッピーという高速船で屋久島に上陸。

この時はマジカルな時間を過ごすことになるとは夢にも思いませんでした。

僕が直接経験したことのない生き方、人との関わりがここにありました。

屋久島・宮之浦に着いてパシャっと


屋久島での様子はレコーディングの感想とともに次回のコラムにたっぷりと書こうと思います。

どうぞお楽しみに!

 

Stay healthy !

 

TOKU