二酸化炭素をはじめ、地球温暖化の原因となる温室効果ガス。消費ベース(カーボンフットプリント)でみると、日本の温室効果ガス排出量の約6割が、衣食住を中心とするライフスタイルに起因しており、その削減には、私たち一人ひとりの生活の中での取り組みが欠かせません。
新潟県では、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、生活の中で実践できる脱炭素の取り組みを「にいがたゼロチャレ30」としてまとめています。その中の2つ「節水型シャワーヘッドに交換しよう!」「髪はしっかりタオルドライしよう!」は環境に優しいだけでなく、美髪ケアにもつながります。人気を集めているシャワーヘッドと正しいタオルドライの方法を紹介します。
節水型シャワーヘッドに交換しよう
現在販売されているシャワーヘッドは、水が出る穴を小さくして水圧を上げることで水の使用量を減らす節水効果のあるものがほとんどです。最近は節水性能に加え、美容効果も備えた商品が数多くリリースされています。
ビックカメラ新潟店(新潟市中央区)は約50種類のシャワーヘッドを販売。同店家電コーナー主任の松尾千晶さんは「ウルトラファインバブル(超微細気泡)技術を搭載したモデルのほか、多彩な美容効果を楽しめます」と話します。
ReFa(リファ)の「FINE BUBBLE U+」は2025年12月にリリースされた最新モデル。「ウルトラファインバブルが人気のReFa初の止水モデルで、手元に付いているボタンでワンタッチで通水・止水できるのがとても便利です」と松尾さん。蛇口をひねるよりもこまめに水を出したり止めたりすることができ、より高い節水効果が期待できます。ミストモードのほか四つの水流モードも搭載しています。
美容・健康機器で知られるメーカーMYTREX(マイトレックス)の「HIHO FINE BUBBLE+e」は、美顔器にも搭載されている微弱電流と髪や頭皮・肌にダメージを与える塩素の除去機能を備えています。松尾さんは「肌が敏感な方におすすめです。また、持ち手に付いているダイヤルで三つの水流モードへの切り替えがスムーズです」と説明します。
No end(ノーエンド)の「Organic Fine Bubble」も塩素除去機能付き。手元のボタンで3つの水流モードの切り替え、ワンタッチで止水ができます。さらに上記2品に比べて価格が約1万円ほどリーズナブルなところも魅力です。
紹介した3商品はいずれも節水率40%とうたわれており、水道代とガス代の節約効果が期待できます。松尾さんは「節水機能のあるシャワーヘッドに交換するだけで年間の水道代とガス代約2万円を節約することが可能とされており、高価な商品でも十分に元が取れると思います。節水率40%以上とウルトラファインバブル技術を満たす1万円前後の商品もあります」と語ります。ぜひ、店頭で自分の好みに合った商品を探してみてはいかがですか。
髪はしっかりタオルドライしよう
正しいタオルドライの実践でドライヤーの使用時間を短縮できます。さらにタオルできちんと髪を乾かすとドライヤーの過剰な熱による髪のダメージも抑えることができます。国際ビューティモード専門学校(新潟市中央区)で教務を務める金田望来さんに正しいタオルドライの方法について聞きました。
「とにかく優しく丁寧に。ごしごしは絶対ダメです」と金田さん。髪が濡れている時は髪の表面にある保護膜「キューティクル」が開きやすく、ダメージを受けやすい状態になります。ごしごし拭くと切れ毛の原因となることも。
まずはタオルを頭部全体にかぶせ、軽く頭を押さえながら水分を吸収させます。頭皮や髪の根元の水分が吸収されたら指の先端で頭皮を優しくもみ込むようにしながら水分を取っていきます。金田さんは「頭皮マッサージで血行を促進するとリフトアップ効果が期待できます」と話します。
頭皮の次は毛先へ。タオルで髪を挟むようにして、根元から毛先に向かって水分を取ります。金田さんは「タオルを上下にスライドさせると摩擦で髪が痛んでしまいます。髪を挟んだら優しく、ポンポンと叩くように」と注意点を説明。最後に後ろの襟足部分を。ここまで約2分が目安です。
タオルドライ後はすぐにドライヤーで乾かします。ドライヤーを使う前に髪をとかし、毛先を中心にヘアオイルをつけるのもおすすめです。ドライヤーの使用時間は5分以内にしましょう。
「髪もお肌と一緒でお風呂上がりのケアがとても大事です。美しい髪を保つためにタオルドライをぜひ、習慣化してください。とにかく“優しく、丁寧に”です」と金田さん。つやのあるサラサラヘアを目指して実践してみましょう。
脱炭素に向けた取り組みと聞くと難しく感じてしまいますが、節水効果のあるシャワーヘッドに替え、正しいタオルドライを習慣にすれば、毎日のケアが環境にも髪にも優しい時間になります。まずは一つずつできることから取り入れてみませんか。
にいがたゼロチャレ30(新潟県脱炭素ポータルサイト)
https://niigata-2050-zerocarbon.jp/challenge30_checktop/
だつたんそうしよう!(にいがた脱炭素プロジェクト)
https://www2.niigata-nippo.co.jp/datsutan/




