アウトドアの達人が、自然豊かな新潟県の楽しみ方を紹介するリレーコラム。今回はバックカントリーツアーガイドなどを務めるインフィールド(妙高市)の中野豊和さんが、バックカントリーの魅力と楽しみ方をレクチャーします。
誰よりも先にパウダースノーを満喫!
バックカントリーとは、直訳すると裏庭、未開の地など、人の手で整備されていない場所を指しています。主に積雪期においては自然のままの雪山を指していて、そのエリアをスキーを使ってツアーすることがバックカントリースキーツアーということになります。何が魅力で、どう楽しいのか、それを知るにはまずは実際に行ってみることが一番です。たくさんの雪が降る新潟県には、バックカントリーツアーを楽しむにも最高のフィールドが広がっています。
スキーは、スノーシューやかんじきと同様に元々は移動のための道具であり、生活用具でした。
現在スキーはスキー場の整備されたコースを滑るのが一般的ですが、スキー場ができる前は自然のままの雪山で滑るのが普通でしたので、今でいうバックカントリーが当たり前だったわけです。つまりスキー場ではない自然の中でスキーを使うことは、大きい括りで言えば、すべてバックカントリースキーに含まれることになります。
雪山を安全に楽しむ必須アイテム
歩く、登る、滑るができる道具であれば、何でも良いのですが、主にAT(アルパインツーリング)スキー、テレマークスキー、スプリットボード(またはスノーシュー+スノーボード)などがあります。
スキー、スノーボードの滑走技術と道具があれば、すぐに始められます。自然の雪山を歩くだけでも十分楽しいですが、斜面を滑る技術があると行動範囲が広がりもっと楽しくなります。また、ビーコン、プローブ、ショベルなどのアバランチ(雪崩)ギアも必要になりますが、これは最初はレンタルを利用することも可能です。
バックカントリーツアーに行くということは自然の雪山に行くことです。管理されたスキー場でのスキーやスノーボードの延長というよりは、雪山登山の道具としてスキーやスノーボードを使うと考える方が良いでしょう。さまざまな危険もありますので、まずはガイドが案内してくれるビギナーツアーから参加することがお勧めです。用具の扱いからツアー中の行動の仕方などを教えてもらいながら、少しずつ慣れていきましょう。きっと今まで知らなかった楽しみ方や感動を味わうことができると思います。
1月、2月のパウダーシーズンも人気ですが、少し暖かくなってきた春もバックカントリーツアーを体験するには良い季節です。
【プロフィール】
インフィールド 中野豊和さん
千葉県出身、1996年より妙高高原在住。2006年より活動を始めた「オールシーズンガイドサービス インフィールド」、冬~春はバックカントリーツアー、夏~秋は登山、トレッキングのガイドとして活動中。
インフィールド
〒949-2102 新潟県妙高市田切219-273
https://www.in-field.com/






